「クチャラー」から抜け出す簡単な3つの習慣 「音をたてて食べる」はウザがられる
「あとあとクチャラーも直したい... 無意識になってる時あるのよね...」「俺もクチャラーどうしよう←直したい」 「クチャラー」になってしまう3つの原因 Xで見つけたユーザーの書き込みである。 クチャラーとは、クチャクチャと音をたてて食べる人を言う。 2024年12月21日付の朝日新聞週末別冊「be」に「気になる人の癖」ランキングが掲載された。2370人の回答者が48項目から気になる癖を選択する形式だが、1位の1119票を集めたのは「クチャクチャ音をたてて食べる」だった。 ■なぜクチャラーになってしまうのか? どうして咀嚼音が鳴ってしまうのか。 ネット上には多くの歯科医院がその理由を書いている。共通するのは次の3つのポイント。たとえば、「清瀬いんどう歯科」(東京都清瀬市)のブログには2023年9月20日付けでこう書かれている。 まず、噛み合わせに問題がある場合。 前歯が出ていたり、下顎が受け口になっていたりする場合はきちんと唇を閉じて咀嚼するのが難しいため、音が鳴りやすい。 次に、舌や口の筋力不足である。 口の周りの口輪筋が弱いと食事中は口呼吸になりやすく、口が開いている状態で咀嚼するので音が鳴りやすい。 この2つは口内や歯に原因がある。 3つ目が子どもの頃の習慣である。 家族や周りの大人がクチャラーだった。テレビを観ながら食べる、しゃべりながら食事していたなどの習慣や環境に影響を受け、大人になっても音をたてる癖が抜けない。
専門家に相談する前に3点を改善しよう
治すのにはどうすればよいのか。 ファッション月刊誌「Domani」(小学館)のウェブサイトは、100人を対象にしたクチャラーについての調査結果を発表している。(2024年9月23日) その中で、クチャラーの改善方法が紹介されている。 (1)一口の量を適切にする一度に多くの量を口に入れると、口を閉じるのが難しくなり、咀嚼音が出やすくなる。小さめの一口にすることで、口をしっかり閉じて食べられ、音を抑えられる。 (2)ゆっくりしっかり噛む食べるスピードが速いと、咀嚼音が大きくなりやすい。ゆっくりとしっかり噛むと咀嚼音を抑えられる。 (3)口を閉じることを習慣づける咀嚼音を減らすためには、口を閉じて食べることが基本。無意識に口を開けてしまう場合、食事中に「口を閉じる」ことを繰り返し意識することで、音が出にくくなる。 (4)専門家に相談する歯科医や栄養士は、口腔の状態や食べ方の癖について適切なアドバイスをしてくれる。噛み合わせや歯の状態が影響している場合は、専門的な診察を受けることで、根本的な問題が解決する可能性がある。 まず、食べるときの習慣、癖を治してみる。難しいようなら、歯科医に相談するのが良い。 (リサーチ班 大山雄也)