田島翔のフッチボール日記 Vol.5
サッカーと麻雀の二刀流プロの肩書を持つ田島翔という男はいったい何者なのか――。1993年にJリーグが開幕され、日本で空前のサッカーブームが巻き起こった時代を生きてきた彼は、高校卒業後、プロサッカー選手に夢を抱き、シンガポールへ渡る。その後もいくつかの海外でプレーを経験したのち、日本ではJ2のロアッソ熊本などに所属するも、再び海外サッカーの世界でキャリアを積んできた。これから新たな道を切り拓くサッカー人生とは――。自身の半生を振り返りながら、田島翔が“フッチボール日記”を綴る。
ある日の食事
おはようございます、田島翔です。 日記を書いているうちに、深夜1時になってしまったので、昨夜の日記は途中でおしまいにしてしまいました。アスリートにとって身体はなによりの資本ですので、ちょっと興が乗ったからといって、睡眠時間を削ることは難しいのです。 僕は、昔から寝つきが悪く、睡眠に関してはとても神経質です。例えば、次の日が朝5時に起きなければならないとしたら、逆算して22時くらいには寝たい。しかし、寝つきが悪いため、結局は午前1時くらいになるので、やっぱり睡眠不足になってしまいます。ただ、朝はめちゃくちゃ強く、寝坊も絶対にしませんし、朝から機嫌は良いのでご心配なく。 元メジャーリーガーで、広島カープでの活躍も記憶に残る黒田博樹さんが(現役時代に)睡眠導入剤を飲んでいた、という記事を読んだ事があり、どうしても睡眠時間を確保したい時は、僕も睡眠導入剤を飲むことにしました。 よく、テレビを観ながらいつの間に寝ちゃったとか、目を閉じたらすぐに寝れる人がいますが、僕には信じられませんね。テレビや電気を消して、歯を磨き、お手洗いを済ませて、やっと寝る許可を自分に与えます。それでも、すぐには寝られないのです。マットレスの硬さにこだわりはありませんが、枕は低反発のものを使っていて、海外にも持参します。 そんなわけで、僕はどれだけ忙しくても、深夜1時までには床につき、朝7時に起きるルーティンだけは死守。本当はこれだと、回復時間としてはやや短く、サッカー専業だった頃には昼寝もするようにしていましたが、それだとデュアルキャリアを続けられないので、ぎりぎりのところで踏ん張っている感じです。