鹿児島県霧島市の鳥インフルエンザ、養鶏場の9万羽殺処分完了…鶏の埋却・消毒など防疫作業は継続
鹿児島県霧島市の養鶏場で高病原性の疑いがある鳥インフルエンザウイルス「H5亜型」が検出されたことについて、県は21日、この養鶏場で飼育する肉用鶏約9万羽の殺処分を完了したと発表した。 【図表】養鶏場へのウイルスの侵入経路
県によると、殺処分は20日午前10時に開始し、21日午前11時40分に終えた。鶏の埋却や鶏舎の清掃、消毒などの防疫作業は継続している。同市と曽於市の国道4か所に設けた消毒ポイントも継続し、警戒しているという。
県内では今季、出水市の養鶏場で1例目となる高病原性鳥インフルエンザウイルスの感染が確認されたが、鶏や卵の持ち出しを禁止する移動制限区域(発生農場から半径3キロ圏内)は17日午前0時に解除された。