19日のコモ戦でパルマのゴールマウスを守ったGK鈴木彩艶(C)Getty images

【欧州・海外サッカー ニュース】パルマに所属する日本代表GK鈴木彩艶は、19日のセリエA第8節のコモ戦（1-1）に出場し、現地で高い評価を受けた。 【動画】まるでエルナン・クレスポ！パルマFWが魅せた天才的魔法！

前節を終えて15位のパルマは、同じく昇格組のセスク・ファブレガス率いる14位コモと敵地で対戦。コモの招待を受けた英国人俳優のヒュー・グラント氏や『スパイダーマン』のアンドリュー・ガーフィールド氏らVIP客が見守る中、1-1と引き分けた。 パルマはこれで、セリエA6戦連続未勝利で16位へと後退したが、地元紙『Gazzetta di Parma』は、今夏に大型補強を行ったライバルとの引き分けを好意的に受け止めている。「パルマは卒業試験に合格」と綴ると、『DAZN（ダゾーン）イタリア』で実況を務めたオラツィオ・アッコマンド氏も「天才的！　（エルナン）クレスポのような魔法だ！」と絶賛した20分のアンジュ・ボニーのみごとなヒールでの先制点を「傑作ゴール」と賛辞を贈り、パルマFWにチーム内最高評価となる「7」と採点した。 パルマの地元紙は、セリエA4戦連続でゴールを守ったGK鈴木彩艶も高く評価。ボニーに次ぐ「6.5」の評価を下し、寸評では、「できる限りのセーブというより、プラスアルファのセーブをした。そして足元においては、常にもう1人のフィールドプレーヤーだった。すなわち、彼は困難にある守備陣を手助けしようとしていた」と称賛した。 地元紙『Parma Today』も同様に「6.5」と高く評価。「（パトリック）クトローネが近距離からヘッドで叩き込んだシュートに対して存在感を示した。他の2度のシーンにおいても注意深く、飛び出しにおいても安定していた」と称えた。 イタリア紙『La Gazzetta dello Sport』は、パルマGKのパフォーマンスを及第点の「6」と採点。「失点に関して何もできることはなかった。前半のクトローネのヘッド弾に対して、素晴らしい反応を見せた」と綴り、失点の責任を問わなかった一方で、好セーブを評価した。このほか、大手メディアの『Sky Sport』は「6」、『Mediaset』は「6.5」の評価を下している。 試合情報 パルマ vs エンポリ 試合時間：2024年10月27日（土）日本時間20:30 会場：スタディオ・エンニオ・タルディーニ