来季の米男子ツアーは日本勢4人! さらに石川遼にもチャンス 賞金ランク1位の平田憲聖、賞金王に輝けば最終予選会に挑む
【SPORTS BAR】 海の向こうから朗報が届いた。星野陸也(28)が前週の欧州ツアー最終戦「DPワールドツアー選手権」(UAE)を通算2アンダーの28位タイで終え、年間ランキング16位で確定。米ツアー有資格者を除くと上位9人目に入り、10人までに付与される来季の米ツアー出場権を手にした。 【写真】松山英樹と談笑する石川遼 さっそく欧州ツアーの現地からインタビュー映像が届いた。 Q:ニックネームは? 「リッキー、リックとか」 Q:ヒーローは? 「タイガー・ウッズです。ゴルフを目指すきっかけになった」 Q:一番の思い出は? 「優勝したカタールマスターズ(2月)」 Q:一番打ちたくないショットの状況は? 「つま先下がりのライで前方左側に池があるセカンドショット」と、左に引っ掛けるポーズをして苦笑い。 そして米ツアーに夢はせる。「目指していた舞台。そこで戦えるのがすごく楽しみ。優勝できればいいけど、まずは次につながるシードを目指したい」。映像にはあふれんばかりの笑顔が…。 ここ数年、米ツアーは松山英樹(32)のひとり舞台だったが、今季から欧州経由で久常涼(22)が加わった。来年は星野に加え、米下部ツアーから大西魁斗(26)も昇格して日本勢は4人に増える。 さらに…。2017年に撤退していた石川遼が再び挑戦する。12月4日からの2次予選会(米フロリダ州)から参戦し、10日からの最終予選会で上位5人タイ枠でツアー切符獲得という狭き門に挑む。「常にチャレンジという気持ちだった。もう33歳。来年、再来年でいいかというよりも、自分の居場所、現在地を知りたい」 21年には同じ2次予選会から挑戦して敗退したが、今季は「三井住友VISA太平洋マスターズ」など2勝し、ツアー通算20勝。「いつもより忙しい12月を過ごしたい」という。もっか賞金ランク1位の平田憲聖(23)も、賞金王に輝いたら米ツアーの最終予選会に挑む予定である。 女子は今季、笹生優花と古江彩佳がメジャー優勝し、畑岡奈紗、西郷真央、渋野日向子、西村優菜、勝みなみがシードを決める活躍をした。来季は「TOTOジャパンクラシック」を制した年間女王の竹田麗央も加わる。
さらに来季出場資格を決める12月の最終予選会には、昨年まで2年連続女王の山下美夢有、岩井明愛&千怜姉妹らが挑戦するが、男子プロの海外志向もお忘れなく…です。 (産経新聞特別記者)