「漁協に損害賠償請求せないかん」安芸漁協の着服問題で市議が市の対応を追及【高知】
高知さんさんテレビ
安芸市の委託事業で漁協の金を前副組合長が着服していた問題で、複数の議員が市の対応の問題点を追及し、漁協に損害賠償を求めるよう議会で訴えていくと語りました。 6月6日開会した安芸市議会6月定例会。ある議員は6月18日から始まる質問戦に向け決意を抱いていました。 尾原進一議員: 「集中的に議論をして、どこに責任があったのか結果を出さなければ。議員としての宿命」 指摘するのは安芸漁業協同組合の前副組合長が10年にわたり漁協の金300万円以上を着服していた問題です。漁協が市から委託を受けた漁礁の設置事業で市への報告より安い資材を使用したり、数を水増して報告したりしていました。 議会初日は1時間で終了。通常、議員は解散しますが、6月6日は動きがありました。 玉井新平アナウンサー: 「安芸市役所3階に議場があります。午前11時10分から執行部から漁協の問題について説明が行われています。しかし、協議調整の場として議長判断で協議は非公開になりました」 さんさんテレビが4月に安芸漁協の問題を報道後、複数の議員から市に対し説明を求める声が上がりました。 これを受け、執行部は議会後、議員全員を集めて漁礁設置事業の内容などを説明したのです。 出席した川島憲彦議員: 「(市の)チェック機能が完全になってなかった。市民が考えても正当だということになるよう、議会も対応していかないかん」 議会の一般質問で漁協に損害賠償を求めるよう訴えると話す宇田卓志議員は「副市長は成果物(漁礁)ができているから安芸市は損害を受けていないと言うことが問題。ものができていたらそれでいいと、そうではない。税金を使っている訳だから。損害賠償請求せないかん漁協に対して」 一般質問の日程は6月18日から3日間で複数の議員が漁協の問題を取り上げる意思を示しています。
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