【速報 ブエルタ・ア・エスパーニャ2024】ワウト・ファンアールトが大会初出場で初区間優勝/第3ステージ
山岳賞 1 ルイス・マテ(スペイン/エウスカルテル・エウスカディ)9 Pts 2 シャビエル・イササ(スペイン/エウスカルテル・エウスカディ)3 Pts 3 イボン・ルイス(スペイン/エキポケルンファルマ)3 Pts
ヤングライダー賞 1 マティアス・ヴァチェク(チェコ/リドル・トレック)in 10h 06' 14'' 2 マウロ・シュミット(スイス/ジェイコ・アルウラー)+ 00' 14'' 3 フロリアン・リポヴィッツ(ドイツ/レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ)+ 00' 19''
チーム総合順位 1 UAEチームエミレーツ(アラブ首長国連邦)in 30h 19' 19'' 2 リドル・トレック(アメリカ)+ 00' 12'' 3 ヴィスマ・リースアバイク(オランダ)+ 00' 13''
敢闘賞 216 シャビエル・イササ(スペイン/エウスカルテル・エウスカディ)
8月20日(火) 第4ステージ プラセンシア > ピコ・ビリュエルカス 170.5 km(山岳) いよいよスペインへ、マイヨ・ロホ争いが本格化 いよいよスペインへ入国し、マイヨ・ロホ争いが本格的に動き出す。今大会最初の山岳ステージにして、最初の山頂フィニッシュ。大会4日目にして早くも、総合争いから脱落する選手もいるかもしれない。 2つの山地を股にかける1日。まずは序盤55kmで、グレドス山脈の難峠を立て続けに2つ。中でも2つ目の1級山岳ピオルナル(登坂距離13.9km、平均勾配5.6%)は、2022年第18ステージのフィニッシュ地。2年前はマイヨ・ロホ姿でエヴェネプールが制したが、今回、このつづら折りの山道は単なる通過点に過ぎない。ここから30km近いダウンヒルが始まり、下りきった先では、35kmほど続く長い平地も待っている。 残り55kmで、今度はトレド山地へと切り込む。残り47km地点の3級山岳ミラベテは、変哲のない山ではあるものの、もしかしたら白熱した山頂スプリントが見られるかもしれない。山頂でボーナスタイム(6秒、4秒、2秒)が配分されるのだ。ちなみに今大会は9区間で中間スプリント地点に、10区間で山頂に、それぞれボーナスタイムが仕掛けられている。また今区間の中間スプリントは普通のスプリンターには手の届かない場所、つまり最終峠の麓に用意された。 その最終峠こそが、1級山岳ピコ・ビリュエルカス。全長14.6kmの山道は、平均勾配こそ6.2%と平凡ながら……山頂手前の5kmで、セメントの細道に差し掛かると、突如として恐ろしい激坂に変わる。勾配は二桁台に跳ね上がる。しかも約3kmにわたり11~16%台の激勾配が続き、ついには20%に達するのだ! 2021年第14ステージも同峠で締めくくられたが、バルデが制した当時とは、実はラスト約2kmほどしか道は重ならない。つまり激パートを抜けた後の、勾配が緩んだ後。……とは言っても8%弱が続くし、フィニッシュ手前では再び15%ゾーンも現れる。最後の最後まで、決して気を抜くことは許されない。
ステージ詳細テキスト:宮本あさか
J SPORTS 編集部
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