【速報 ブエルタ・ア・エスパーニャ2024】ワウト・ファンアールトが大会初出場で初区間優勝/第3ステージ
ロウザンからカステロ・ブランコまで191.2kmの丘陵ステージ、オフィシャルスタートが切られるとイボン・ルイス、ウナイ・イリバール(ともにエキポケルンファルマ)とルイス・マテ、シャビエル・イササ(ともにエウスカルテル・エウスカディ)が飛び出し、スタートから30km過ぎたところで追走に出たシュテファン・キュング(グルパマ・FDJ)、ヴィクトル・カンペナールツ(ロット・デスティニー)、カスパー・アスグリーン(ティーレックス・クイックステップ)は、スプリントチームがあっという間に捕まえてしまった。レース開始から1時間の平均時速は38.066km/h。 【ハイライト】ブエルタ・ア・エスパーニャ 第3ステージ|Cycle*2024 最大タイム差を5分20秒まで広げた先頭4人を追うのはアルペシン・ドゥクーニンクとヴィスマ・リースアバイクの2チーム。2級山頂をマテが先頭通過で山岳賞暫定トップとなった。中間スプリントポイントではイササが飛び出して先頭通過、2分後方の集団ではワウト・ファンアールト(ヴィスマ・リースアバイク)が5着に入り10ポイント獲得、4級山岳では再びマテが先頭通過、集団とのタイム差は1分を切っている。
ダウンヒルでイササが先頭に飛び出るとそのまま独走を開始、残り距離28.4kmでルイスとマテは吸収され、残り距離20kmを切ったところでイササも集団に捕えられたが敢闘賞を獲得。集団の速度は上がり、ヴィスマとアルペシンだけではなく、バーレーン・ヴィクトリアス、dsmフィルメニッヒ・ポストNLもトレインを組んで前方に位置している。 巨大なラウンドアバウトを幾つもこなしヘアピンカーブも2つやり過ごし8つの要注意ポイントもトラブルなくこなし、残り距離1.8kmでカンペナールツがロングアタック、アンテルマルシェ・ワンティとアルペシンの選手が追いフィニッシュ手前800mで捕まえ、アンテルマルシェの牽引からエドワルト・プランカールト(アルペシン・ドゥクーニンク)の牽引へ、ラスト175mでカーデン・グローブス(アルペシン・ドゥクーニンク)とファンアールトが加速、マイヨ・ロホのファンアールトが伸びてブエルタ初参戦にて初区間優勝を果たした。 「グランツール10勝目を挙げることができてうれしい。手を挙げるのは久しぶりだし、とても気分がいい」ファンアールト、ステージ勝利後インタビュー
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