障害ある患者虐待疑い36件 三重・鈴鹿の国立病院
三重県鈴鹿市の国立病院機構鈴鹿病院で2023年、複数の医師や看護師が重度の障害がある患者に虐待が疑われる行為をしていたことが11日、県や病院などへの取材で分かった。患者25人に計36件の行為が確認され、病院は第三者を含む調査委員会を設置し、詳細を調べている。 【写真】「男が乗っかってきた」知的障害のある19歳女性の訴えは届かなかった 母親、今も悔しさで涙 22年
県などによると、虐待に関する匿名通報が今年5月、国立病院機構本部(東京)などにあり、県が聞き取り調査を実施。医師ら計8人による身体的、心理的虐待などが疑われる行為が確認された。「ダンゴムシみたい」「ごみみたい」との患者に対する暴言もあったという。 病院には医療的なケアや介護が必要な重度心身障害のある患者らが入院している。