日本の冬は苦手です カピバラ一家、ユズ湯でぬくぬく 9月誕生、三つ子の赤ちゃんも 兵庫・姫路
姫路セントラルパーク(兵庫県姫路市豊富町神谷)で、カピバラが入浴できる期間限定の「温泉」がお目見えした。本来は南米のアマゾン川流域に生息するカピバラにとって、日本の冬の寒さは大の苦手。冬至の21日は湯船にユズが浮かべられ、ほっこりとする姿が来園者を和ませていた。 【写真】日本の冬はつらいよ アマゾン育ちのカピバラは温泉でスキンケアをしていた! 同パークの冬の恒例イベントで、今回は「サファリ湯けむり浪漫(ろまん)紀行」と題して園内の「カピバラガーデン」など3カ所に温泉を開設。うち1カ所はコツメカワウソ向けで、おけに湯をはる「獺(うそ)の湯」として初登場した。 約40度に保たれた湯船に、9月に誕生した三つ子の赤ちゃんを含めたカピバラ一家7頭が次々と入浴。身を寄せ合い、だんらんを楽しんでいるようだった。ユズ湯は23日までで、以降はリンゴやサツマイモなどが浮かべられる。 大阪府河内長野市から家族4人で訪れた児童(10)は「外は寒いので、お湯の中は暖かくて気持ち良さそう」とほほえんだ。 「温泉」は来年1月5日まで。期間中、カピバラガーデンでは三つ子の名前を募集している。同パークTEL079・264・1611 (辰巳直之)