【K-1】因縁の対決はカリミアンが1R 試合続行不可能に、イストラテがダウン奪うも後頭部打撃
格闘技イベント『K-1 WORLD GP 2024』 2024年10月5日(土)エディオンアリーナ大阪 ▼第16試合/K-1 WORLD GP 2024 無差別級アジア予選/3分3R・延長1R シナ・カリミアン(イラン/SINA ARMY) ※協議により後日裁定 クラウディオ・イストラテ(ルーマニア/Kombat Gym) 【フォト】カリミアン、寝転がり試合続行不可能に! カリミアンは初代・第3代K-1 WORLD GPクルーザー級王者。24年3月にリュウ・ツァーにKO負けを喫して王座陥落した。 対するイストラテは昨年のK-1 30周年記念無差別級トーナメントで準優勝したパワーファイターだ。 両者は、昨年9月のK-1 30周年記念無差別級トーナメント・準決勝で対戦。 クリンチの際にイストラテが後頭部への打撃をすれば、カリミアンはローブローの反則。ロープ際の攻防では、ラウンド終了にもかかわらず、カリミアンが殴り続け、レフェリーをKOしてしまうなど、大荒れの展開となっていた。 因縁の対決の再戦となる。 試合はイストラテが前に出ては左右フック、ロープに詰めてカリミアンをグラつかせる。 接近戦を嫌がるカリミアンは、ロー、前蹴り連発もイストラテは気にせず前に出てはフックを振り回す。 下がるカリミアンに、イストラテの右から返しの左がクリーンヒット!早くもカリミアンがダウンする。 立ち上がったカリミアンはクリンチでしのぐも、イストラテは後頭部にパンチ!まるで前戦の再現だ。場内がどよめく。カリミアンが転げまわって試合が止まる。 寝転がり、なかなか立ち上がれないカリミアン、ドクターの呼びかけにも答えられず、昏睡したような様子だ。 ついに担架が運び込まれ、カリミアンは試合続行不可能、試合終了のゴングが鳴る。 アナウンスが「クリンチ後のイストラテ選手の行為により、シナ選手が医学上この後試合を続けることが出来ないとドクターが判断した。この原因となったイストラテ選手の行為の判断は協議中。この試合の採点については、結果保留に。後日K-1委員会から発表がある」と、結果は後日発表されることになった。 イストラテは両手を挙げリングを降りると、会場から拍手歓声が湧き起こった。