「3500円とお値段そこそこ」「人気メニューが食べ放題!」…。無印良品が運営するMUJI HOTELの「3500円モーニング」の“正直な感想”
・讃岐うどん 食べて感心したのは、ひとつひとつの食材がきちんとおいしいところ。ビュッフェって品数が物を言うみたいなところがありますよね? 看板メニューはどこでもおいしくても、品数を増やしてぱっと見の見た目を良くするために、賑やかしに並べておきましたよ的なものが交ざっていて「まずくはないけどおいしくもないなぁ」っていうのに遭遇することも。 「MUJI HOTEL」の場合は、調理方法はシンプルで見た目は素朴なのですが、だからこそ食材の良さが際立ちます。
食べてみると肉厚ながらしっとりと旨みがつまったスチームポーク(つまりは蒸し豚)や、丁寧に皮目をパリッと香ばしく焼いた信玄鶏の塩糀焼きなど、塩加減も絶妙で「塩味が強めで、食べるとやたら喉が渇くなぁ」なんてこともありません。 美は細部に宿るなんて言いますが、お漬物やドレッシングまでおいしい。こういうところが無印良品クオリティ。矜持にグッときます。 ■やっぱりおいしい無印良品のバターチキンカレーとバウムクーヘン
この日の個人的な目玉はバターチキンカレーです。 無印良品では約50種類のレトルトカレーを販売しているのですが、バターチキンカレーは2009年発売以来、不動の1番人気として多くの人に愛されています。 トマトベースの酸味のあるフルーティーなカレーに、牛やヤギの乳脂肪分であるギーを加えてまろやかに仕上げたカレーは、ほんのり異国の味わい。 本場のカレーの雰囲気も残しつつも、辛さは控えめなので、朝から汗だくになることもありません。
癖や臭みもないので食べやすいうえに、大きなチキンもゴロゴロ入って食べ応えもバッチリ。こりゃあリピーターが続出するワケです。 さらに無印良品の焼き菓子の代表格であるバウムクーヘン。 不揃いバウムという商品名で、まるで訳あり品のようなネーミングであるにもかかわらず、ギフトボックスまで登場、贈答品としての地位まで確立してしまった大人気商品です。 ビュッフェブースには、バナナ味と紅茶味の2種類が並んでいました。店頭で購入する際は税込180円という手頃な価格と、スティックタイプという気軽に食べられる形状から、むしゃむしゃと1本喰いしていたのですが、小さくカットされたものを改めて食べると、ハッとするほどおいしい。