「全体的に不思議でびっくり。不信任決議にいたるまでの非では無い」と岸和田市長 不信任決議案『可決』受け会見 「ダブル選、あるといえばある」「10日以内に議会を解散させるかどうか検討したい」と今後について話す
大阪府岸和田市の市長が女性との性的関係を巡り和解した問題で、20日、市長に対する「不信任決議案」が可決された。 「ダブル選、あるといえばある」「10日以内に議会を解散させるかどうか検討したい」と岸和田市長 不信任決議案『可決』受け会見 「不思議でびっくり。不信任決議にいたるまでの非では無い」と受け止めも 岸和田市の永野耕平市長は10日以内に議会を解散するか、失職を選択することになり、午後1時から記者団の取材に応じた。 不信任案が可決されたことを受けて、永野市長は「全体として不思議でびっくりしてます。不信任決議に至るまでの非では無いと思っています」としたうえで、今後については「10日以内に議会を解散させるかどうか検討したい」と述べた。 そのうえで… 永野市長:議会の選挙をやるとします。そのタイミングに合わせて自分も辞職してダブル選にすると、同時に選んでもらうことが出来ると思うんですね。あるといえばある。 このように述べ、議会解散と自身の辞職、それにともなうダブル選挙の可能性を示唆した。
■性的関係強要と訴えられ解決金500万円の支払いなどで和解 記者会見で不倫認める
岸和田市の永野耕平市長をめぐっては、2019年からおよそ1年半にわたり性的関係を強要したとして女性に損害賠償を求められ、解決金500万円を支払うことなどで和解している。 永野市長は当初、女性との不倫関係を否定し、裁判の内容について「話せない」としてきたが、一転、今月6日の記者会見で不倫を認め、性加害については「交際関係だった」として否定。
■「市政運営何度も大混乱」 市議会が不信任決議案提出へ
しかし岸和田市議会は、市長に対し、全会派一致で議会に出席しないよう求める異例の申し入れを行っていて、19日、市議会の議員19人は「市長の市政運営は何度も大混乱が繰り返されてきており、このまま市政運営を任せることはできない。即刻、退陣することを求める」として不信任決議案を提出することを決めた。
■20日 市長に対する「不信任決議案」が可決
20日、市議会に市長に対する「不信任決議案」が提出され、午前11時35分、出席議員24人のうち20人の賛成で可決された。 永野市長は10日以内に議会の解散か失職を選択することになる。 可決後、永野市長は烏野隆生議長から不信任決議案可決の通知書を受け取った。