マリア・モンテッソーリの愛と苦悩を描く映画が3月公開、主演はジャスミン・トリンカ
モンテッソーリ教育の生みの親であるマリア・モンテッソーリの人生を描いた映画「Maria Montessori」が「マリア・モンテッソーリ 愛と創造のメソッド」の邦題で3月28日に公開されるとわかった。 【画像】「マリア・モンテッソーリ 愛と創造のメソッド」場面写真 シンガーソングライターのテイラー・スウィフトや、棋士の藤井聡太が受けたことでも知られるモンテッソーリ教育。本作ではモンテッソーリがメソッドを獲得し、1907年に保育施設「子どもの家」を開設するまでの7年間がつづられる。20世紀初頭のイタリア・ローマで、マリアはフランスの有名なクルチザンヌ(高級娼婦)であるリリ・ダレンジと出会う。彼女は娘の学習障害が明るみに出そうになったとき、自分の名声を守るためにパリから逃亡してきたのだった。すでに画期的な新しい教育法の基礎を築いていたマリアを通して、強い意志と才能を持った娘の一面を知っていくリリ。やがてマリアに共鳴した彼女は、男性中心社会の中でもがくマリアの野望の実現に手を貸すのだった。 マリアを演じるのは「輝ける青春」「フォルトゥナータ」のジャスミン・トリンカ。リリに「パーフェクト・ナニー」のレイラ・ベクティが扮し、リリの娘ティナ役にラファエル・ソンヌヴィル=キャビーが起用された。「Saving Humanity during Office Hours(原題)」などドキュメンタリー映画を手がけてきたレア・トドロフが長編劇映画を初監督。遺伝性疾患を持って生まれた娘の誕生が制作の契機となった。 「マリア・モンテッソーリ 愛と創造のメソッド」は東京・シネスイッチ銀座、シネ・リーブル池袋、アップリンク吉祥寺ほか全国で順次公開。配給はオンリー・ハーツが担当する。 (c)Geko Films – Tempesta - 2023