アストンマーティン「DBX707」がマイナーチェンジ!「ベンテイガ」や「ウルス」など強豪ひしめく高級SUV界で勝ち残れるか!?
魅力的なインテリアトリムは3種類
インテリアトリムには3種類の仕様があり、それぞれが独自の特徴的なディテールを採用している。インスパイアコンフォート仕様にはマトリックス刺繍とキルティング、インスパイアスポーツ仕様にはベクトル刺繍、アクセラレート仕様にはアルカンターラが施され、スポーティな要素が加えられる。もちろん、オーダーメイド・サービスであるQ by Aston Martinを通じて、さらにパーソナライズすることも可能だ。 オーディオは、14基のスピーカーを備えた出力800Wのアストンマーティン・プレミアムオーディオを標準装備する。しかし、真のオーディオ・ファンなら、Bowers&Wilkinsと共同開発したオプション・システムを選ぶだろう。室内容積と形状に合わせて音響設計された出力1600Wの23スピーカー・オーディオシステムは、バランスの取れた正確なサウンドを提供する。
生産は2024年第2四半期に開始予定
ボディカラーはイプシロンブラック、ヘリオスイエロー、スプリントグリーン、マラカイトグリーン、オーラグリーンの5色のカラーに加え、これまで「DBX707 AMR23エディション」の専用色だったポディウムグリーンが追加された。足もとは、23インチホイールにはサテンブラック、23インチ鍛造ホイールにはカッパーブロンズと2種類のホイールが追加された。 その他変更点としては、ロックを解除すると外側に飛び出すドアハンドル、フラッシュガラスの回転式ヘッドドアミラーを採用する。新しいミラーデザインは改良型の完全一体型カメラで3Dパーキングカメラ機能を備えており、より高度なアドバンスト・ドライバー・アシスタンス・システム(ADAS)が装備される。 さらにエンジニアは、電子制御ダンパーとエアスプリングのキャリブレーションを変更した。その結果、レスポンス、精度、ドライバーの信頼性が向上し、SUVクラスのスーパーカーとしてダイナミックな優位性がさらに高まった。「DBX707」の生産は2024年第2四半期に開始予定で、期中に最初のデリバリーを行う予定だ。
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他のラグジュアリーSUVとは一線を画す美しさとパフォーマンスをあわせ持つ、魅力的なクルマが登場した。パフォーマンス志向の顧客はランボルギーニ「ウルス」へ、ラグジュアリー志向の顧客はベントレー「ベンテイガ」を選択する傾向にある、競合の激しいSUVセグメントの中にあるのも事実である。 今回の改良はそんなマーケットの声を反映して行われたものであろう。あえてスポーティではなくややラグジュアリーな分野に舵を切った「DBX707」は、マーケットでのパフォーマンスが大きく向上したように感じる。
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