元阪神の三菱重工West・北條「社会人の面白さ実感」 日本選手権
第49回社会人野球日本選手権大会は第6日の3日、京セラドーム大阪で1回戦があり、三菱重工Westは日本製鉄鹿島に1―2で敗れ、2大会ぶりの2回戦進出はならなかった。プロ野球・阪神を経て今季から三菱重工Westでプレーする北條史也内野手(30)は「3番・二塁」で先発出場し、3打数無安打1死球だった。北條選手の試合後の主なコメントは次の通り。 【熱戦を写真で】三菱重工West vs 日本製鉄鹿島 ◇三菱重工West・北條史也選手 先発の竹田(祐、DeNAからドラフト1位指名)が頑張っていたが、相手投手からなかなか塁に出ることができず、悔しい。自分も三回(1死一、二塁)のチャンスで打席に入り、走者を還そうと思っていたが、追い込まれてからフォークに食らいついて左飛だった。 <社会人1年目を振り返って> 初めての経験で、良い時も悪い時もあった。社会人の面白さを実感した。 <具体的には> (負けたら終わりの)一発勝負で、その分しっかり練習して、しっかり追い込んだ。一試合に懸ける思いはプロとは違う。緊張感もある。エネルギーも使う。 <技術のレベルで感じたことは> プロの1軍の投手、野手に比べたら劣る部分もあると思うが、(守っている時は)相手が何をしてくるか分からない。セーフティーバントなどの小技もめっちゃうまい。良い投手もいる。やりがいがある。 <来季の意気込みは> 全国の舞台でもっと勝ちたい。来季は竹田がプロに進むためいなくなるので、投打のレベルをしっかり上げないといけない。 <竹田投手へのエールは> 年齢から見ると、やや遅いプロ入りかもしれないが、一年一年、自分の力を出し切って、後悔してほしくない。できることをしっかりやって、活躍してほしい。