バルドヘッド×TRPXシャフト「インパクトにかけての加速、高弾道低スピンが打てる1本」(堀越プロ)【人気ゴルフ工房のぶっ飛びドライバーをキング・オブ・試打が語る】
地域に根ざした大衆的な中華料理店「町中華」にスポットが当たって久しいが、同じように地域に根ざしたゴルフショップといえば「ゴルフ工房」がある。経験豊かなクラフトマンが使い手の要望に合わせ、ヘッドとシャフトを組む「カスタムクラブ(地クラブ)」が人気だ。そこで、人気工房の「飛ぶスペック」を週イチで紹介 ! 試打者はゴルフダイジェストで四半世紀にわたり世に出たほぼすべてのクラブを打ってきた堀越良和プロだ。
インパクトにかけてのしなり戻りで、分厚いインパクト可能にする1本
連載31回目は東京都世田谷区に工房を構える「InterCross by TRPX」の岡野友和さんがおすすめする1本をご紹介。岡野さんは18歳から研修生として活動し、2010年に「ANAオープン」に出場した経歴を持つ。2010年にPGAティーチングプロの資格を取り、自身の経歴や学んだ知識をフィッティングやクラフトに活かしている。 「フィッティングで特に意識していることは、トップからの切り返しからインパクトまでのシャフトの動きを大事にしています。手応えは良いけどシャフトが『もたつく』方に対しては自身とシャフトの動きがマッチしていない可能性があるので、異なるタイプのシャフトを試していただきます。シャフトが綺麗にしなっていないと、明らかに切り返しやフォローにかけて、シャフトの挙動に安定感が欠けることが多く、経験や知識を基に判断しています」と岡野さん。 意識していることは感覚だけに限らず、「弾道計測機器を使用し、『飛びの3要素』と言われるデータはかなり確認するようにしています。ただデータの最適値を参考にして組むことはせず、お客様の弾道のイメージや構えた見た目など、コミュニケーションをしっかり取りながら組み立てていきます。レッスンの有無や目指すスコアによって課題が異なるとおもうので、今のスウィングで打ちやすくなるクラブを作るのか、将来のレベルアップを見据えてクラブを作るのか、一緒に決めていくことが多いです」と感覚、データの両方を判断材料にしつつ、しっかりと要望を汲み取ることを大事にしているという。
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