児童が育てた赤カボチャ、画面ごしに東京のアンテナショップで販売…売上金で本60冊購入
新潟県魚沼市立広神西小学校の図書室に、児童が育てた赤カボチャ「あかもん」の売上金で購入した書籍を収める書架「あかもん文庫」がオープンした。
あかもんは、地元の特産品で、オレンジ色の外観と、甘くてほくほくした食感が特徴。同小では2022年から1~3年生が栽培や販売に取り組んでいる。
22、23年は、オンラインで画面ごしに購入を呼びかけるなどして、東京にある県のアンテナショップで約9万円を売り上げた。売上金の使い道を考え、全校で使えるものにしようと文庫を創設し、児童が希望した書籍約60冊を購入した。
4日には除幕式が開かれ、児童代表が文庫前に掛けられた白い幕を外すと、さっそく本を選んでいた。
また、1~3年生の約50人は、畑であかもん約60個を収穫。2年生の児童2人は「お客さんに喜んでもらえそうなものがとれた。売り上げで本も買えたので、みんなに読んでほしい」と笑顔だった。