さようなら回転式展望レストラン ランドマーク的存在のひろしま国際ホテル 解体始まる 2027年夏には新たなホテルへ
広島市の繁華街で、「ランドマーク」のような存在だった建物が、姿を消します。回転する展望レストランを備えたホテルの解体が始まっています。 【写真を見る】さようなら回転式展望レストラン ランドマーク的存在のひろしま国際ホテル 解体始まる 2027年夏には新たなホテルへ 小林康秀キャスター 「ひろしま国際ホテルの解体工事現場にやってきました。躯体は残っていますが、内装が無くなっていますね。貴重な機会、さっそく入らせていただきたいと思います。これはひろしま国際ホテル看板ですよね、正面に掲げられていたものですが、外されて、ここに大事に置かれている状態だと思います」 6月から始まった解体工事。ちょうど1か月前に取材をしたときは、本格的に解体を前に内装を取り外した状態になっていました。 桑原組 山本清人事業部長 「今は産業廃棄物をきちんと処理をして解体するというのが大前提なので、いろんな種類の木くずや石膏ボードなど内装材を綺麗に取って、分別をして産廃として処分した後に、建物の躯体をRCの建物にして壊していく」 1966年にオープンしたひろしま国際ホテル。延べ床面積は7100平方メートル。地上13階建て地下1階と2階があって7階までがホテルの客室でした。 桑原組 山本清人事業部長 「そこから上の階が展望レストランという非常に特殊な形状になっています」 展望レストランに上がるためには、解体作業のために残されたエレベーターで、8階まであがります。そこから階段です。展望レストランは13階にあります。 小林康秀キャスター 「外の景色がいいですね、遠くまでよく見えますよ。本通り平和通り方向、南を見ていますが、本通りのアーケードが見渡せる場所だったのですね。高級感ただよう、そんな場所が回転しながら楽しめる場所だったのです」 オープン当初は「国際スカイラウンジ」と名付けられたこの場所は、広島の景色を楽しむために、1時間に1周を目安に、レストラン自体が回転していました。東京のホテルニューオータニの展望レストランの影響を受け、最上階に取り付けられました。鉄骨で組まれた床下をのぞかせてもらいました。