大阪松井知事定例会見7月19日(全文1)18日時点義援金合計は約3億3000万円
引き取った猫の譲渡に向けた子猫育成サポート事業の実施について
次に、府が引き取った猫の譲渡に向けた子猫育成サポート事業の実施についてです。大阪府では人と動物が共に暮らせる社会を実現するための拠点施設として、昨年8月に動物愛護管理センター、愛称、アニマル ハーモニー大阪を羽曳野市にオープンいたしました。子供から大人まで幅広い世代の方々に動物に対する正しい知識、命の大切さなどを伝えるとともに社会全体で殺処分がゼロになることを目刺し、動物の譲渡も行っております。このたび府民の皆さんからアニマル ハーモニー大阪の取り組みに参加をしたい、応援したいという多くの声をいただきボランティア制度を創設いたします。ボランティアの方々には手厚い管理が必要な離乳期の子猫を譲渡に適するまでの6週間程度預かっていただく、子猫育成サポーターとして活動をいただきます。明日から募集を開始しますので府民の皆さんにはぜひご応募をお願いします。 アニマル ハーモニー大阪に野良猫を持ち込む前に、府民の皆さんにお願いをしたいことがあります。持ち込まれる子猫は写真にあるような離乳前の子猫がほとんどです。このような子猫たちは母親から大切な免疫をもらわないと丈夫に育たないために、親猫でなければ育てるのが非常に困難であります。もし子猫だけでいるのを見掛けても子育て中の親猫が近くにいるために拾わずにそっと見守っていただきますよう、お願いをいたします。ここから2週間は親猫と離した場合はアニマル ハーモニーに持ってきていただいてもこれは育ちません。死んでしまいます。だから離乳期になるまでは見つけても持ち込まないようにしていただきたい、こう思います。 アニマル ハーモニー大阪では譲渡対象猫と府民の皆さんが気軽に触れ合える猫の室内飼育体験室を土日祝日も含め毎日、開放しております。猫以外にも犬やウサギ、ハムスターなどの譲渡対象動物が新しい飼い主を待っておりますので、ぜひお越しください。
児童虐待防止に向けた大阪府警とのさらなる情報共有の強化について
次に児童虐待防止に向けた大阪府警とのさらなる情報共有の強化についてです。大阪府では児童虐待を防止するために大阪府警との間で平成29年2月に協定を締結し、頭部外傷などの重症事案や児童の居住実態が把握できない事案に関して情報を共有するなど、子ども家庭センターと警察との連携強化に努めてまいりました。このたび子ども家庭センターと警察とのダブルチェックによる児童虐待防止、見逃し防止と支援の充実を図るために児童虐待事案の全件共有を開始いたします。 具体的には子ども家庭センターにおける児童虐待相談対応件数約1万件のうち、これまで警察が関わっていない通告事案の約6000件についても今後、情報を共有することとし、8月の通告事案から開始いたします。全件共有した場合、例えば子育ての不安の相談や泣き声が聞こえて心配という通告すら警察と共有をされるのではないかといったご心配をされる方をおられるかと思いますが、共有は虐待リスクを再確認することが目的であり、すぐに事件化することはなく児童および保護者の支援が支障がないように十分配慮をいたしますので、これまでどおりご安心して相談をしてください。引き続き児童虐待の未然防止や早期発見とともに、さらなる支援充実に全力を挙げて取り組んでいきます。僕からは以上です。 司会:それではご質問をお受けいたします。最初に幹事社の共同通信さんからお願いいたします。