2種類の走り方に合わせて選べる、アシックスのランニングシューズ
ランニングシューズを選ぶとき、自分の足に合うかどうかは誰もが気にするところ。ところが、走り方に合わせて作られたシューズがあるんです。 【全画像をみる】2種類の走り方に合わせて選べる、アシックスのランニングシューズ
実は走り方は大きく2つに分かれる
長距離走における走法は、「ストライド走法」と「ピッチ走法」の2種類あります。 「ストライド走法」はスピードアップにともない一歩の歩幅が変化する走り方のこと。歩幅を大きく取った(身長よりも大きい歩幅になることも)スピードを意識した走り方で、アスリートや上級者はこのような走り方をしている方が多い印象です。 一方で「ピッチ走法」はスピードアップにともない、一歩の歩幅だけではなく足の回転数(=ピッチ)が変化する走り方のこと。歩幅を狭くする分、足の回転を速くして走る方法で、この走り方をしているアスリートにもいますが、体への負担が少ないと言われており、初心者向けの走法と言えます。 アシックスの研究によれば、走るスピードは“歩幅の長さ×足の回転数”の式で求められるそう。そのため、ストライド走法では歩幅をより大きく(長く)させること、ピッチ走法では歩幅の大きさ(長さ)に加え足の回転数を上げることがランニングにおけるスピードの向上に重要であることが分かったとか。 自身の走り方がどちらになるかは、歩幅がどのくらいかで判断してみるといいでしょう。
走り方に合わせて選べるシューズ
その研究結果を活かして2021年の3月に作られたシューズがアシックスの「METASPEED」シリーズ。初代からアップデートを繰り返し、今回最新のアップデートとなったシューズを2024年3月11日に発売しました。 新しく発売したのは「METASPEED SKY PARIS」と「METASPEED EDGE PARIS」。本作は、アスリートをはじめ、さまざまなランナーの声を活かし、前作よりも各部位の形状や機能構造を進化させています。また、軽量化に成功すると共に、反発性やクッション性も向上しています。 2モデルともに反発性にすぐれた新素材(エフエフターボプラス)をミッドソール全面に採用しています。前作のミッドソールに採用していた素材(エフエフターボ)に比べて、約8%軽量になり、約8.2%の反発性と約6%クッション性をそれぞれ向上させました。 また、ミッドソールの内部に搭載しているカーボンプレートによって、体を前方向に推進させつつ、安定した足の動きや効果的なスピードアップが期待できます。 と、ここまででも十分に興味が湧く仕上がりだと感じますが、ここからが本命。 先ほど触れた「ストライド走法」と「ピッチ走法」それぞれに合わせたシューズがMETASPEEDシリーズのいいところで、それぞれの走法を活かすためのギミックが搭載されています。