<らんま1/2>シャンプーにデレデレの乱馬に視聴者の声も二分 「あかねが可哀想…」「シャンプーみたいな可愛い子に迫られたら浮かれるよね」
高橋留美子原作の完全新作テレビアニメ「らんま1/2」(日本テレビ系/放送直後よりNetflixにて独占配信/各動画配信サービスでも25年1月1日順次配信開始)の第11話が12月14日に放送された。中国の女戦士・シャンプーに勝ってしまったことで、熱烈なアプローチを受ける乱馬。それに嫉妬を覚えるあかねはシャンプーから決闘を申し込まれる。第12話目前に起きたまさかの出来事により、お茶の間に衝撃が走った。(以降、ネタバレを含みます) 【写真】シャンプーにバックハグされてデレデレの乱馬 ■「らんま1/2」 原作は、1987年から1996年まで「週刊少年サンデー」(小学館)で連載されていた高橋留美子による同名漫画。水をかぶると女の子になってしまう呪いをかけられた早乙女乱馬と、その許婚・天道あかねが繰り広げるドタバタ格闘ラブコメディだ。 最初のTVアニメが1989年から1992年にかけて放送。劇場版アニメやOVAも制作されたほか、2011年に日本テレビで賀来賢人、新垣結衣、夏菜で実写ドラマ化された。そんな「らんま1/2」が約32年ぶりに完全新作アニメ化。「呪術廻戦」や「チェンソーマン」などの人気アニメを手がけたMAPPAが制作を務める。 ■シャンプーにデレデレの乱馬に二分する視聴者の声 かつて、らんま(CV:林原めぐみ)に敗北し、その命を奪うべく日本までやってきた女傑族の娘・シャンプー(CV:佐久間レイ)。そんな彼女に、うっかり勝ってしまった乱馬(CV:山口勝平)はあかね(CV:日高のり子)の目の前でキスされてしまう。 実は女傑族には、「女戦士がよそ者に敗北した場合、相手が女であったなら、死の接吻を与え、殺すべし。ただし、相手が男であったなら、夫とすべし」という掟があった。かくして、女の時は命を狙われるが、男の時は求婚されるというややこしい事態に。 常に乱馬にべったりのシャンプーに嫉妬を覚えるあかねは武道に励み、ストレスを発散する。乱馬とあかねは親同士が勝手に決めた許婚。そもそも、あかねには東風(CV:森川智之)という好きな人がいた。 しかし、失恋した時には不器用ながらも慰めてくれたり、執拗に唇を奪おうとしてくる三千院(CV:宮野真守)から守ってくれたりする乱馬を、いつしかあかねは意識するようになっていたのだろう。それでも素直になれず、「別にお互い好き合っていたわけじゃないし」と自分に言い聞かせるあかねの寂しそうな後ろ姿がなんとも切ない。 一方、シャンプーに言い寄られてまんざらでもない様子の乱馬。たしかに、乱馬にキラキラとした瞳を向けるシャンプーは同性でもグラっとするくらいキュートだ。が、口に出していないとはいえ、「あかねもあのくらい素直だったら…」と比較するのはいただけない。視聴者からは「あかねが可哀想…」とあかねに同情する声が上がる一方で、「乱馬も思春期高校生だからね、そりゃシャンプーみたいな可愛い子に迫られたら浮かれるよね」「(素直だったら…という台詞で)いくらシャンプーがかわいくても全然なびいてないのが分かる」と乱馬を擁護する声も多く見られた。 ■Pちゃんが丸焼きに…!? 最終回目前の展開に衝撃が走る そんな中、人知れず傷ついていたのが、良牙(CV:山寺宏一)だ。乱馬がシャンプーのアプローチにぐらついている隙に、あかねの心に付け入ることもできた。しかし、乱馬にヤキモチを焼いているあかねを見て、彼女にとって自分の存在はペットのPちゃんでしかないことを実感してしまった良牙。あかねに別れも告げずに旅立とうとするが、それがまさかの事態に発展する。 学校のお昼休み。いつも通りクラスメイトとお弁当を食べていた乱馬の前に、シャンプーが教室の壁をぶち破って現れる。シャンプーは乱馬のために愛妻弁当を作ってきたのだ。 まだ出来立てで湯気がたっているお皿に乗っていたのは、瀕死のPちゃん。お皿に盛り付けられたPちゃんの姿に、「Pちゃんの丸焼き!?」「すごい迫力だった!あれは泣くよ~」「子供はトラウマになりそうw」と視聴者へ衝撃を与えた。しかし、幸いにもPちゃんはまだ生きており、あかねは必死に抱きしめる。 そんなあかねにシャンプーは“死の接吻”を与え、勝負を申し込むのだった。大事なPちゃんを危険な目に遭わされたあかねも勝負に乗るが、シャンプーは女傑村の武闘大会でチャンピオンになるほどの強さを持った相手。あかねを心配し、「おめぇみたいな鈍い女はシャンプーに勝てっこない」と止める乱馬だが、言い方が悪かった。 怒ったあかねに投げられた机が頭に命中し、しばらく気を失っていた乱馬。目が覚めた乱馬は嫌な予感がして、必死にあかねを探し回る。すると、校庭に仰向けになって倒れたあかねと、その側で泣くPちゃんの姿が…。すぐに駆け寄ってあかねを起こそうとするが反応はない。最悪の可能性が頭を過ぎった瞬間、目を覚ましたあかねは乱馬に「あんた、誰?」という衝撃の一言を放つのだった。 あかねがシャンプーとの決闘で記憶喪失に。そんなまさかの展開で、第12話に続く…。 ※日高のり子の高は、正しくは「はしごだか」 ■文/苫とり子