氷見に希望の大輪 復興へ願い込め 富山新聞花火
第52回ひみまつり(同実行委主催、富山新聞社後援)のフィナーレを飾る富山新聞花火大会(富山新聞社主催)は3日、氷見市の比美乃江公園前の沖合で行われた。能登半島地震で大きな被害を受けた氷見市など被災地の復興への希望を込めた構成で、約4200発が、富山湾の上空を虹色や黄金色に輝かせ、見物客に笑顔が広がった。 花火大会は「空を見上げて」がテーマの4部構成。第1部は色鮮やかな七色のスターマイン「雨上がりの虹」で開幕し、第2部の「真夏の太陽」では、砂浜の太陽や浮き輪を表現した。 第3部の「祈りよ届け」は、花火を担当する北陸火工(かほく市)の花火職人が菊を表現した「芸術花火」で鎮魂の思いを込めた。 第4部はMISIAの「君の願いが世界を輝かす」の曲に乗せ、光の糸や黄金色の大玉の連発で、見物客を沸かせた。