『おむすび』橋本環奈が仲里依紗の力を借りて“変身” 浜崎あゆみの歌詞と見事なリンク
浜崎あゆみ「Boys & Girls」とリンクする2人の現在地
歩がひしゃげたクッキー缶の中から取り出したのは、子供の頃に描いたセーラームーンの絵。メイクをして、ネイルをして、そんな“変身”をすることの楽しさ、喜びを結は我慢していた。忘れていたわけではない。糸島フェスティバルでのステージで結はその楽しさを思い出しているはずなのだから。「我慢なんかしなくていい。子供の頃みたいに、やりたいこと思いっきり、やればいいじゃん」という歩の後押しもあり、結は歩の力を借りて、あの頃のようにギャルにメイクアップされていく。 糸島フェスティバルの時とはまた一段階洗練されたギャル姿で愛子(麻生久美子)と聖人(北村有起哉)の前に現れた結。呆気に取られていたのは、ひまわりの髪飾りの大きさからだと、演じる北村有起哉は『あさイチ』にて明かしていた。ギャルも、書道もやりたい。これから先、もっとやりたいことが出てくるかもしれない。前を向き出した結を、愛子と聖人が止めるはずもない。その意欲が次回予告にも出てくる「うち、栄養士になりたい」という夢へと繋がっていく。第30話で歩と結が歌っていた「Boys & Girls」の歌詞が、まるで2人を表しているかのようだ。 〈輝きだした 僕達を誰が止めることなど出来るだろう/はばたきだした 彼達を誰に止める権利があったのだろう〉
渡辺彰浩