半兄は海外G1・2勝の名馬 1.7億円ハーツクライ産駒が充実期を迎えオープン入りを狙う
「ウマ娘」の藤田晋オーナーが所有するエゾダイモン(牡4、栗東・武幸四郎厩舎)が、日曜中山10Rのレインボーステークス(4歳上・3勝クラス・芝1800m)で連勝を狙う。 【写真】前走モレイラ騎手の手綱で3勝目を挙げたエゾダイモンのこれまで エゾダイモンは父ハーツクライ、母メジロツボネ、母の父スウェプトオーヴァーボードの血統。半兄のグローリーヴェイズは19年と21年の香港ヴァーズを制するなど、重賞4勝を挙げた名馬。そして曾祖母のメジロラモーヌは86年に史上初めて牝馬3冠を制した歴史的名牝だ。21年のセレクトセール1歳では1億6500万円(税抜)の高値となった。 ここまで12戦3勝。2歳秋の未勝利(中京芝2000m)で初勝利。その後はクラシックを目指したものの苦戦を強いられ、3歳春から成長を促すために休養へ。復帰後は徐々にレースぶりが良化し、4走前の1勝クラス(中京芝2000m)で待望の2勝目を挙げた。昇級後は4着、11着と不本意なレースが続いたが、前走の2024WASJ第4戦でモレイラマジックがさく裂。鮮やかな大外一気を決めて、嬉しい3勝目を手にした。 ハーツクライ産駒らしく、4歳秋を迎えて充実期を迎えたか。初の中山がカギとなるが、直線に坂のあるコースは全く問題ないタイプ。勢いに乗っての連勝で、一気にオープン入りといきたい。