旭水野、無傷で勝ち越し 九州場所 朝日町出身、東三段目49枚目
●「入門した時の気持ち取り戻した」 大相撲九州場所(福岡国際センター)8日目の17日、東三段目49枚目の旭水野(朝日町出身、富山商高OB、大島部屋)は西52枚目の魁新丸を押し出して無傷の4連勝とし、ストレートで勝ち越した。今場所は初心に戻って臨んでいるとし「自分とも向き合って、入門した時の気持ちを取り戻した」と決意を新たにする。 春場所で自身最高位の三段目14枚目まで番付を上げたが、そこからは伸び悩んでいた。「やってきたことの意味がなかったのか」と自問自答している時、弟弟子の旭海雄の活躍に刺激を受けた。昨年九州場所の初土俵で、既に幕下上位まで番付を駆け上がる姿に「負けたくない」との思いが強くなった。 「もう一度鍛え直そう」と場所前は浅香山部屋に出稽古に行き、幕下上位の力士にも胸を借りた。旭水野は「しっかり稽古を積んできた。一番に集中していけば結果がついてくる」と強調。18日に組まれた5番相撲では元幕内炎鵬(金沢市出身、金沢学院大OB)に挑む。