カニ尽くし8000人「参戦」 かほく四季まつり・合戦 「安くて新鮮」笑顔
●復興支援イベントもにぎわい かほく四季まつり「かにカニ合戦 海の幸・山の幸まつり」(北國新聞社特別協力)は17日、かほく市七塚生涯学習センター駐車場で開かれ、約8千人が新鮮な県産ガニやカニ雑炊、カニ汁、市特産の農産物を買い求め、これから本番を迎える旬の味覚を堪能した。 雄の加能ガニと雌のコウバコガニが計約2千匹用意され、市価より約3割安く販売された。開場の午前9時前から約200メートルの列ができ、カニ汁とカニ雑炊のコーナーもにぎわった。 能登半島災害復興支援チャリティーイベントとして餅つきが行われ、募金箱も設置された。かほく市制施行20周年を記念し、バレーボール大同生命SVリーグ女子・PFUブルーキャッツ石川かほくのホーム戦が観戦できる特別招待券や市共通商品券が当たる抽選会も盛り上がった。市特産の高松紋平柿やサツマイモ「かほっくり」「砂丘長いも」などの販売も人気を集めた。 家族と訪れたかほく市浜北の会社員谷原可純さん(36)は「スーパーで買うより、安くて新鮮なカニを購入できた」と笑顔を見せた。 かにカニ合戦は、旧七塚町で漁業が盛んで、現在も市内の仲卸業者が県内で水揚げされるカニの多くを取り扱っていることにちなみ、開催されている。 ●ウオーク楽しむ かほくウオーキングクラブ「にゃんたろう」のかにカニウオーク(北國新聞社後援)は17日、かほく市七塚中央公園から四季まつり会場までの約7キロのコースで行われ、約30人が散策を楽しんだ。