「俗に言う値千金のホームラン」西武・渡辺監督代行、外崎修汰の100発目アップルパンチ絶賛 今季40勝に到達
◆ソフトバンク2―3西武(7日、みずほペイペイドーム) メモリアルアーチが、まさに「俗に言う値千金のホームラン」(渡辺監督代行)になった。同点の9回1死、西武の外崎修汰がヘルナンデスの真っすぐを逆方向へ運んだ。「速い真っすぐをしっかり捉える」狙い通りの打球は、右翼テラス席に飛び込む今季6号で、通算100号本塁打。そして決勝ソロだ。「芯で打てたので自信になった。いいタイミングで打てたのがうれしい」。三塁を回ったところでほえた。 ■〝31年ぶり夏休み〟松井稼頭央さん近影が話題【写真】 8月10日の日本ハム戦で99号を放ってから23試合ぶりの〝アップルパンチ〟。「少し意識させられていた」という100号を現実にして「振り返るとすごいなと思う。もっと打てるように」と声を弾ませた。 深刻な打撃不振のチーム。外崎も打率2割台前半に苦しむ。それでもタイミングの取り方を変えたところ、2試合で計4安打を放った9月3、4日のオリックス戦から手応えを得たという。 西武は40勝に到達。みずほペイペイドームでは開幕から4度のサヨナラ負けを含めて6連敗を喫したが、そこから3連勝だ。外崎は「苦しい試合も多かったが、きっかけをつかめたら戦えない相手ではない。明日も勝って勢いをつけたい」と意気込んだ。福岡では残り3試合。獅子がパの終盤戦をかき回す。(林原弘)
西日本新聞社