【厚生年金と国民年金】平均月額は男女で違いがある?次回の支給日は12月13日か15日かどっち?「年金の疑問」
次回の年金支給日は12月13日か15日かどっち?
では最後に、次回の年金支給日について確認していきましょう。 現役時の給与は1ヶ月に1回振り込まれるのが一般的ですが、年金の場合は2ヶ月に1回、偶数月の15日に振り込まれます。 なお、15日が土日祝日の場合は、その直前の平日に支払われます。 次回の年金支給月である「12月」の15日は日曜日となるため、その直前の平日である「12月13日(金)」が次回の年金振込日です。 また、各支払月には、原則その「前月までの2ヶ月分」の年金が支払われます。 【年金の支払月と支払対象月】 ・2月:12月と1月分 ・4月:2月と3月分 ・6月:4月と5月分 ・8月:6月と7月分 ・10月:8月と9月分 ・12月:10月と11月分 年金は毎年4月に金額が改定されますが、改定額が反映されるのは6月(4月と5月分)からとなるため、こちらも押さえておきましょう。
年金が少ないと感じたら「年金を増やす対策」をしておこう
本記事では、「公的年金の仕組み」や「国民年金と厚生年金の平均月額」などについて紹介していきました。 国民年金の平均月額は約5万円、厚生年金は約14万円であり、現役時の給与と比べるとどちらも少ない金額です。 また、これはあくまで「平均額」であり、人によってはさらに少ない受給額のケースもあります。 将来の年金見込額を知りたい場合は、「ねんきんネット」や「ねんきん定期便」で確認できるため、現役時代のうちにチェックしておくと安心です。 もし「自分の年金が少ない」と感じた場合は、年金を増やすための対策を検討しましょう。 たとえば、厚生年金に加入している場合は、年収が高く加入期間が長いほど将来の受給額が増えます。 また、国民年金のみ加入している場合は、「国民年金基金」や「付加年金保険」を利用して、将来の年金を上乗せする方法があります。 このように、年金を増やす手段は国民年金・厚生年金ともに存在するため、老後資金の準備と合わせて、こうした制度を活用することも検討してみてはいかがでしょうか。
参考資料
・日本年金機構「公的年金制度の種類と加入する制度」 ・厚生労働省年金局「令和4年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」 ・全国国民年金基金「国民年金基金制度とは?」 ・日本年金機構「付加保険料とは、どのようなものですか。」 ・日本年金機構「年金はいつ支払われますか。」
太田 彩子