サラ・ジェシカ・パーカーが赤裸々に語る「子育てと加齢」
つい先日、イギリス版ウィメンズヘルスの美容エディターである私は、5歳の娘がとあるポップスターを美しいと思っているのは「おなかが出ていないから」だということを知り、ショックを受けた。そんな話をサラ・ジェシカ・パーカーは本当に心配そうな面持ちで聞いている。一応言っておくけれど、ロンドンの高級ホテルのスイートルームでハリウッドの大スターに子育ての悩みを聞いてもらう予定など、私には当然なかった。 【写真】すっぴんを披露!人気セレブの素顔丸出しショット65 それでもサラは、温かい笑みを浮かべながら本気で役に立ちそうなアドバイスをくれている。「私が親として学んだのは、会話に時効がないということ。だから、昔の会話にはいつでも戻れる」。そう言って、彼女はタイムライン付きのアクションプランを練ってくれた。 夫マシュー・ブロデリックとの間に双子の娘(マリオンちゃんとタビサちゃん)がいるだけあって、サラは21世紀の複雑な社会を若い女性と生きることに慣れている感じ。 私にも5歳と2歳の娘がいるので、女の子の母親になることの難しさはよく分かる。「少しずつ楽になるんですよね……?」と私が聞くと、サラは足首をキレイにクロスさせたまま身を乗り出してほほ笑んだ。どうやら彼女も、外部のプレッシャーから娘を守るために頭を悩ませることが多いそう。
エイジングの話には心底ウンザリ
子育てに関しては時間を一切惜しまないサラが逆に時間を割きたくないのは、エイジングに関する話。このスタンスは称賛に値する。そもそも私たち女性の価値は外見だけで決められるものじゃないし、こういう話をやめないと、若さや美しさの基準を男性目線で決める傾向もなくならない。とはいえ、エイジングに対するサラの自然な考え方は頻繁にニュースになるので、ちょっとは意見を聞いてみたい。 「私と同年代の男性のほとんどは、エイジングに関する質問を一切受けない。本当に解せない話よね。私たちは無数のタスクに負われながら毎日を頑張って生きている。だから、わざわざ時間を割いてまで老化の話をすることが私には理解できない」 今回のインタビューが成立したのは、ビューティーブランドRoCとサラのパートナーシップのおかげであることを考えると、彼女の意見には少し違和感があるかもしれない(RoCの最新の商品ラインナップ'Correxion'は、肌を滑らかにするレチノールの力に焦点を当てている)。 でも、エイジング関連の話に対する世間の執着と最低限のスキンケアは、彼女の中で全く別物。 「私だって肌の健康を守るためにできることは考える。でも、そのために何時間も何百ドルも使わない。9ステップのスキンケアをする女性は本当にスゴイと思うけれど、私にはそれだけの忍耐力と集中力がないのよね。それにしても理解できない–-時間は誰にとっても貴重なのに、なぜ社会は女性にだけ入念なスキンケアを求めるの?」 サラにとってスキンケアのルーティンは短いほどベター。「撮影中は濃いメイクをするけれど、あれだって私にとっては(人にやってもらっていても)貴重な時間の無駄なのよ。だから私は自分のルーティンをベーシックで効果的なものにしておきたい。その意味でRoCは最高。RoCのマックス・ハイドレーションは保湿力がちょうどよくて重くないから、継続的に使っている」 フェイスパックやピーリング剤、化粧水にはこだわっていないそうで、「出張先でいいホテルに泊まったら、そこに置いてある物を使う」と言って笑った。そして、そこそこのメイク落としが送られてきたら、それをキープしておいて濃いメイクをした撮影後に使うそう。