ウェールズ、1年未勝利もガトランドHCが留任 ラグビー
【AFP=時事】ウェールズラグビー協会(WRU)は20日、今季の代表チームが悲惨な成績に終わったにもかかわらず、2025年のシックスネーションズに向けてウォーレン・ガトランド・ヘッドコーチ(HC)が留任すると発表した。その一方で、ニュージーランド出身の同指揮官に対して、2期目は結果を出すよう警告した。 【特集】写真で振り返るラグビー選手のビフォーアフター ウェールズ代表は、11月のテストマッチでフィジー、オーストラリア、そしてW杯王者の南アフリカに敗れ、連敗記録が歴代ワーストの12に伸びた。テストマッチ最後の白星は、2023年10月に行われたW杯フランス大会のジョージア戦となっており、英カーディフで先月行われたスプリングボクス(南アフリカ代表の愛称)に12-45の大敗をしたことで、2024年は87年ぶりとなる年間未勝利が決まった。 WRUの最高経営責任者(CEO)を務めるアビ・ティアニー氏は声明で、「全面的な即時変更」を検討したものの、ガトランドHCにピッチ上で「ウェールズの運命」を変えることに挑戦してもらうことが現時点で最善のアプローチと判断したという。 ガトランドHCは2027年のオーストラリアW杯まで契約があるとはいえ、その立場はシックスネーションズ後に見直される予定で、大会初戦は1月31日に敵地で行われるフランス戦となっている。【翻訳編集】 AFPBB News