えぐい稼ぎ…。欧州日本人、高額年俸ランキング16位。1億円ギリギリ…。川崎Fの最高傑作
かつて、日本人選手の海外挑戦はそれ自体がある種のステータスとなっていた節もあった。だが、時代が移り変わり、もはや欧州クラブに所属する“だけ”では高い評価を得られず、「どれほどの活躍ができているか」が最も重視されるようになっている。そこで今回は、評価基準の一つとして、欧州日本人選手の最新年俸をランキング形式で紹介する。※推定年俸は『Capology』を、成績は『transfermarkt』を参照。欧州5大リーグ所属選手が対象
16位:三好康児(みよし・こうじ) 生年月日:1997年3月26日 所属クラブ:ボーフム(ドイツ) 推定年俸:76万ユーロ(約1.2億円) 24/25リーグ戦成績:6試合0得点0アシスト 推定年俸76万ユーロ(約1.2億円)を受け取っている三好康児が、欧州日本人選手の最新年俸ランキングで16位に食い込んだ。 今夏、数多くの日本人選手が参戦しているブンデスリーガ(ドイツ1部リーグ)にまた1人新たな人材が加わった。 ベルギーとイングランドでプレーしてきた三好がボーフムに完全移籍で加入。川崎フロンターレのユース時代に“最高傑作”とも称されたレフティーは、夏の移籍市場が閉まる直前の現地時間8月30日にドイツ行きを決めた。 10代や20代前半のうちに欧州5大リーグに挑戦する選手も珍しくなくなったなかで、三好がブンデスリーガの舞台に足を踏み入れたのは27歳。移籍のタイミングとしては遅い部類に入る。 昨季まで所属していたバーミンガムがEFLリーグ1(イングランド3部リーグ)に降格したことを踏まえれば、ブンデス挑戦は大きなステップアップ。 移籍決定時の「ブンデスリーガは素晴らしいスタジアムと素晴らしい雰囲気を備えた、世界最高・最強リーグの1つ。ここで自分自身の価値を証明し、自分のスキルでチームを助けたい」というコメントからも、強い意気込みが見て取れる(現地時間8月30日にボーフムのクラブ公式サイトが報道)。 だが、三好の気持ちとは裏腹にボーフムは成績が低迷。リーグ戦9試合を消化して1分8敗と未勝利が続き、現地時間10月20日には今夏に就任したペーター・ツァイドラー前監督が解任となった。 三好も奮闘の跡が見て取れるプレーを見せているが、いまだ得点とアシストがない状況だ。ようやく掴んだ欧州5大リーグ挑戦を成功につなげるためには、同11月4日に就任したディーター・ヘッキング新監督と相互理解を深めることが不可欠だろう。
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