【柔道】日本勢は金『3』、銀『2』、銅『3』 東京五輪から金メダル6つ減少
パリオリンピックの柔道は大会9日目に行われた混合団体をもって全日程が終了し、今大会日本勢は金3つ、銀2つ、銅3つを獲得しました。 【画像】逆転負けの悔しさに顔を歪ませる阿部一二三選手 男子60キロ級に出場したのは永山竜樹選手。準々決勝では疑惑の判定もあり敗退。それでも敗者復活戦から3位決定戦に勝利し、銅メダルを獲得しました。 男子66キロ級には、阿部一二三選手が出場。決勝では合わせ技一本で勝利を収め、東京オリンピックに続いて連覇を達成しました。 男子73キロ級には、32歳で初のオリンピック出場となった橋本壮市選手が出場しました。準々決勝で敗れた橋本選手ですが、敗者復活戦で勝利し、3位決定戦に進出。相手に攻められるも耐え続け、銅メダルを獲得しました。 男子81キロ級に出場した永瀬貴規選手。決勝では1分52秒に技ありを奪うと、その後も攻め続けます。そして、2分48秒に一本を奪った永瀬選手は、この階級で史上初めてオリンピック連覇という快挙を成し遂げました。 男子90キロ級に出場したのは、村尾三四郎選手。決勝に駒を進めた村尾選手は、先に技ありを奪いましたが、その後追いつかれ、残り4秒で、2つ目の技ありを取られ合わせ技一本で無念の敗北。銀メダルを獲得したものの、悔しさをあらわにしました。 男子100キロ級には、ウルフ アロン選手が出場しました。準々決勝で敗れ連覇の道が絶たれると、メダル獲得を目指した敗者復活戦では、6分47秒に内股を食らい敗れました。 男子100キロ超級には斉藤立選手が出場。準決勝では世界ランク1位の強敵を相手にすると、残り1分15秒に背負い投げで一本負け。悲願の金メダル獲得とはならず。3位決定戦でも敗れ5位となっています。 女子48キロ級には、角田夏実選手が出場しました。決勝ではモンゴルのバアサンキュー・バブドルジ選手に技ありで勝利。パリオリンピック日本勢第1号となる金メダルを獲得しました。 女子52キロ級には、阿部詩選手が出場。終始リードしている阿部選手でしたが残り56秒、相手選手に間合いを詰められると最後は谷落としで一本負け。2大会連続の金メダルを逃しました。 女子57キロ級には、五輪初出場の舟久保遥香選手が挑みました。3位決定戦では、無制限の延長戦にもつれ込む接戦となりましたが、最後は相手の反則で勝利。初出場で銅メダルを獲得しました。 女子63キロ級には、高市未来選手が出場。初戦で見事一本勝ちを収めた高市選手。しかし、2回戦では相手選手に延長戦の末、敗れました。 女子70キロ級には、新添左季選手が出場しました。敗者復活戦に挑み、銅メダルを目指しましたが、この試合で反則負けとなり、7位に終わりました。 女子78キロ級には、五輪初出場の高山莉加選手が挑みました。3位決定戦に出場しましたが、合わせ技一本を取られ、5位に終わりました。 女子78キロ超級には、東京五輪金メダリストの素根輝選手が登場。準々決勝に敗れ、銅メダルへの期待がかかりましたが、左ひざを痛め敗者復活戦を棄権。2大会連続のメダル獲得の道が絶たれました。 柔道混合団体決勝に挑んだ日本代表は、4-3でフランスに敗れ、2大会連続銀メダルとなりました。 東京五輪では金メダル9つ獲得と、お家芸としての実力を見せていましたが、今大会では重量級を中心にメダルを逃し、金メダルの数は6つ減少しました。