寅さんへの愛、熱く語る 松本・上土で昭和の名作楽しむ映画祭
上土シネマフェスティバル「昭和シネマを楽しむ映画祭」が21日、長野県松本市大手4の上土劇場を主会場に始まった。初日は映画「男はつらいよ」の魅力を語り合うトークショーが開かれ、観客も交えて寅さんへの愛を語り合った。 同シリーズ40作目の「男はつらいよ 寅次郎サラダ記念日」を上映した後、ラジオDJの志田一穂さん(54)と寅さん愛好家のスズケン(本名・鈴木健二)さん(54)がスクリーンの前で話した。 2人は、たんかをきって派手だった寅さんが、40作目を境においの満男を見守るスタンスに変わっていったことを紹介。スズケンさんは寅さんの破天荒な魅力を語りつつも「毎日、家にいるのはどうかなあ」と言って笑わせた。 観客からは大学時代に映画ロケに遭遇した話も飛び出し、志田さんは「映画は当時の自分の経験と結び付き、その人にしかない思い出になる」と映画の魅力を語った。 22日は正午から志田さん解説の映画音楽鑑賞、午後1時から映画「スティング」の上映がある。入場無料。
市民タイムス