「全然ボールが来ないんで」スイスで奮闘中のセルベッテ西村拓真がこぼしたFW起用のジレンマ「僕にしかできないところは多くある」【現地発コラム】
「目の前の試合に対して、全力で臨みたい」
FWは時にジレンマを抱えながらプレーしている。相手守備をひきつけ、ゴールの可能性が高くなるペナルティエリア付近に陣取ることの大切さはわかる。でもあまりにもボールに触る機会が少ないままだと、リズムも勢いも出にくくなる。西村はそのあたりで試合の流れに絡みつつ、ゴール前にもしっかりと残るためのやり取りを探っているようだ。 「我慢といったらあれですけど、やっぱり相手との駆け引きがあるので、例えば僕がサイドに流れたら誰かがセンターに入ったりとか、いろいろ考えてやっていきたいです」 レギュラーシーズン最後のグラスホッパー戦を1-0で勝利したセルベッテ。ここからは1位から6位までのチーム同士が総当たりで当たるプレーオフに突入する。残りのシーズンに向けて、西村はどのように自分を高めていきたいと思っているのだろう? 「もう1試合1試合、目の前の試合に対して、全力で臨みたいです。やっぱり優勝がチームの目標でもあるんで。そこに自分が強く貢献していきたいなと思います」 1点で流れは変わる。西村ゴールの連続で現在3位のチームを2位、さらには首位にまで導いてほしい。 取材・文●中野吉之伴
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