全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権第8戦は雨のレースを制し中村仁が初優勝
全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権第3大会は6月23日、宮城県のスポーツランドSUGOで第8戦の決勝レースが行われ、雨中のバトルを制した中村仁(モビリティ中京 TOM'S 320 TGR-DC)が初優勝。2位は荒尾創大(HFDP WITH TODA RACING)、3位は小林利徠斗(モビリティ中京 TOM'S 320 TGR-DC)となった。 6月20日から走行が行われていたスーパーフォーミュラ・ライツ第3大会。迎えた6月23日は第8戦、第9戦が行われるが、朝からスポーツランドSUGOは雨模様。コンディションはウエットとなった。今季、ウエットでの走行はモビリティリゾートもてぎで3月に行われた合同テストの2日目以来となった。 9時に迎えた第8戦の決勝はセーフティカースタートとなったが、3周目にスタートが切られる直前に、12番手の藤原誠(TEAM DRAGON 324)が馬の背でスピン。グラベルにストップしたことからセーフティカーランが継続され、6周目にスタートが切られた。 スタートでは、初のポールポジションだったフレデリックがトップで1コーナーに入っていくが、3コーナーでわずかにコースアウト。この間に2番手スタートだった中村がトップに立つ。 一方、2番手となったフレデリックの後方からは荒尾、小出峻(HFDP WITH B-MAX RACING)が続き、レース終盤まで激しいバトルが続いていった。16周目、小出は馬の背で荒尾をかわし3番手に浮上すると、さらに18周目にはフレデリックにアウトからオーバーテイクをしかけたが、2台はわずかにコースオフを喫した。 セーフティカーランが伸びたことから時間レースとなった第8戦は中村が逃げ切り、スーパーフォーミュラ・ライツでの初優勝を飾ることに。小出とフレデリックのコースアウトの間に2台をかわした荒尾が2位でフィニッシュし、初の表彰台を獲得。フレデリックが3位でチェッカーを受けたものの、小出との接触により5秒のタイムペナルティが課され、4位でフィニッシュした小林利徠斗(モビリティ中京 TOM'S 320 TGR-DC)が3位となった。小出は8位でチェッカーを受けている。 マスタークラスは、今田信宏(JMS RACING TEAM)とのバトルを制したDRAGON(TEAM DRAGON 324)が今季初優勝を飾った。 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権 第3大会スポーツランドSUGO 第8戦決勝結果 Pos./No./Class/Driver/Car/Laps/Grid/Qualify 1/35//中村仁/モビリティ中京TOM’S 320 TGR-DC/18/2/1’13.037 2/2//荒尾創大/HFDP WITH TODA RACING/18/3/1’13.151 3/38//小林利徠斗/モビリティ中京TOM’S 320 TGR-DC/18/5/1’13.290 4/51//荒川麟/B-MAX RACING 324/18/6/1’13.328 5/1//K.フレデリック/Pilot ONE Racing with B-MAX/18/1/1’13.025 6/37//古谷悠河/Deloitte. HTP TOM’S 320/18/7/1’13.437 7/36//野中誠太/PONOS Racing TOM’S 320 TGR-DC/18/8/1’13.599 8/50//小出峻/HFDP WITH B-MAX RACING/18/4/1’13.236 9/30/M/DRAGON/TEAM DRAGON 324/18/10/1’15.554 10/4/M/今田信宏/JMS RACING TEAM/18/9/1’15.023 11/8/M/清水康弘/GNSY 324/18/11/1’15.952 12/13/M/藤原誠/TEAM DRAGON 324/16/12/1’16.060 天候:雨 路面:ウエット ファステストラップ:中村仁(モビリティ中京 TOM'S 320 TGR-DC) 1'32.093 17/18 ペナルティ:No.13は、H項 2.10.11「SC中の危険走行(スピン)」決勝結果に5秒加算(32'29.339+5秒) No.1は、2024 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権統一規則15.1.2「危険なドライブ行為(コース外への押し出し)」決勝結果に5秒加算(31'29.119+5秒) [オートスポーツweb 2024年06月23日]