【ロッテ】逆転負けでカード負け越しが決定…打線は7安打ながらわずか1得点 吉井監督「一番痛いのはバント失敗」
◆パ・リーグ ソフトバンク3―1ロッテ(22日・ペイペイドーム) ロッテは逆転負けの2連敗でカード負け越しが決まった。首位ソフトバンクとは今季最大11ゲーム差となった。 先発の種市が7回2/3を投げ、6安打3失点、9奪三振と粘りの投球を見せたが、打線は7安打ながら、わずか1得点に終わった。吉井監督は「1番痛いのはバント失敗」と4回の拙攻を指摘。無死一、二塁の好機で茶谷がバント失敗の投ゴロ併殺に倒れて無得点に終わり、「ダブルプレーが嫌なのでバントしに行っている。しっかり練習してもらいたい」と話した。 一方で先発を託した種市は、6回まで強力ソフトバンク打線を2安打に封じる快投を披露した。同点に追いつかれた7回については、1死から死球で歩かせた強打者・山川との勝負で感じた種市の心理的な変化にも言及。山川に対し、フォーク、スライダーの2球で追い込んだが、3球目に要求されたつり球は高めに抜けて大きくそれた。「想像ですけど、1―0なので、ホームランが1番嫌。山川に対して追い込んだ後に1球外した。あれが余計だったと思う。その後は変化球しかないのがわかる配球だった。そうなると厳しいとこを狙うので四球になると思った」と、嫌な予感が的中した。 山川を仕留めきれずにフルカウントまでもつれ、死球で歩かすと、後続の近藤に二塁打を打たれ、1死二、三塁から柳町の左犠飛で追いつかれた。投手出身の吉井監督は「1球外したところから、ちょっと種市の感情、気持ちが揺れて、パフォーマンスが少し下がったかなという風に感じました。本人がどう思ってるかわからないですけど、長年の野球の経験からそう思いました」と、自身の経験則から分析。それでも力投した右腕を「頑張ったと思います」とたたえた。
報知新聞社