ブルーベリーのビールお披露目 大内生産部会と山口地ビールが共同開発【山口】
山口市の大内ブルーベリー生産部会(荒瀬澄枝部会長、23人)と山口地ビール(中川弘文社長、下小鯖)が共同開発したビール「大内ブルーベリーエール」が完成し、5日に大内矢田北1丁目のJA山口県大内支所で同会員らにお披露目された。ブルーベリーを連想させる紫色で、実の酸味を感じる赤ワインのような味わいを持つビールを新たな風物詩として発信していく。 「大内をブルーベリーの里にする」という理念を持つ同部会が、新たな加工品を開発しようと、これまでさまざまな種類の地ビールを手掛けてきた同社に依頼し、加工用の果実30㌔を提供。同社は6月から商品化に着手し、9~11月に試作を続けて、完成品として加工用の果実15㌔を使って約450本(1本330㍉㍑入り)を醸造した。 ブルーベリーらしさを出すのが難しかったという中川社長(53)は「ブルーベリー園の中で秋に飲むビールをイメージし、ホップや酵母を工夫して作り上げた。大内版ボージョレ・ヌーヴォーのようになってほしい」と話した。 同社で1本660円(税込み)で販売している。品切れ次第、残り15㌔を使ってさらに450本を製造する。来年以降も醸造を続けるという。