松江市が固定資産税の事務処理ミス 対象市民に約37万円を還付、約9万円を追徴処理へ(島根)
松江市が2件の土地の固定資産税の事務処理を誤っていたことが分かり、それぞれの対象者に還付または追徴課税を行う対応をするとしています。 松江市によると、1件目のケースは、1995年にA氏所有の土地を分筆(複数の土地に分けて登記する手続き)し、その分筆した部分のみB氏に売却されていましたが、市の事務処理の誤りによって1996年度から本来売却されていない土地もB氏に課税していたということです。 また2件目のケースは、C氏が1998年にD氏に土地を売却していたにも関わらず、市が所有権移転の処理を行わなかったため、C氏に課税したままになっていたということです。 2件の賦課誤りについては、2024年に納税者からの指摘によって発覚。市は12月中に対象者に謝罪をしたということです。市は、B氏とC氏に合わせて36万5800円を還付するほか、A氏とD氏については、合わせて9万3900円の追徴税の処理を1月中に終えるとしています。 今回の件について松江市は、「対象者の方にはご迷惑をおかけして大変申し訳なく思っている。また市民の皆さんに関しては税に対する信頼を損ねて申し訳ない。これまでも複数人で処理のチェックを行ってきたが、再度確認を徹底し再発防止策に努める」としています。
山陰中央テレビ