JR岡山駅近くの飲食店でノロウイルスによる食中毒 19人が下痢やおう吐の症状 3日間営業停止【岡山】
岡山市北区のJR岡山駅近くの飲食店で食事をした19人が、下痢やおう吐などの症状を訴え、岡山市保健所はノロウイルスによる食中毒と断定し、この店に1月7日から3日間の営業停止処分を命じました。 営業停止処分を受けたのは、岡山市北区駅前町にある「大衆酒場魚炉八」です。岡山市の発表などによりますと、2024年12月29日にこの店を利用した3つのグループの20人のうち20歳代17人、40歳代2人の計19人が、下痢やおう吐などの症状を訴えたということです。入院した人はおらず、全員快方に向かっているということです。 有症者に共通する食事がこの店で提供されたものであることや、有症者と調理従事者の計8人の便を調べたところ、このうちの7人からノロウイルスが検出されたことなどから、保健所はノロウイルスによる食中毒と断定し、1月7日から3日間の営業停止処分としました。 <当日の献立> シラスと豆腐のサラダ、刺身(タイ、タコ、ホタテなど)、ブリの幽庵焼き、カキのみそ焼き、鶏の唐揚げ、茶碗蒸し、炊き込みご飯 など ・・・原因食品は調査中 岡山市保健所によりますと、ノロウイルスによる食中毒は冬を中心に1年を通じて発生しているということで、手洗いの励行(調理前、食事前、用便後)、調理器具の洗浄消毒の徹底、食品の十分な加熱(85~90℃で1分30秒以上)を市民に呼びかけています。また、調理器具の消毒には、熱湯や塩素系漂白剤が有効としています。
岡山放送