不安に押しつぶされそうな人へ...「脳の仕組み」を理解して心を落ち着ける1つの方法
不安は否定しないで認める
・自分なりに不安を払拭しようと試行錯誤しているけれど、いつもの状態に戻れない ・あまりに心配で、これ以上不安を感じすぎないように感情や思考に蓋をしている ......そんな、今、不安に押しつぶされそうな方へ。大丈夫です。その状態は永遠には続きません。 先行き不透明なときに、この先の生活や仕事、人生を考えると不安な思いばかりが出てきてしまい、落ち込んでしまうのは、先述したように脳の防衛本能ですから自然なことです。脳は非常時には、命を守るために希望や期待よりも不安を強く感じるようにできています。 ですから、まず否定しないで受け入れてください。誰でも、一時的に不安になることはいたしかたない自然なことです。むしろ、「焦っている・不安・心配・怖い」といった危険信号が点滅しているのに無視しているとしたら、そのほうが危険です。 ごまかさないでください。無理やり、ポジティブを装わないでください。どんなに不安になっても、どんなに絶望的な状況に追い込まれても、生きている限り、そこから抜け出すことはできます。冷静に考えることができれば、抜け出す方法はいくらでもあります。 ですからまずは、自分が感じている不安や焦り、恐怖、ショックなどを否定しないで受け入れてください。 「今は、不安なんだね」「今は、不安に押しつぶされそうなんだね」「今は、未来に希望なんて見出せないくらい一時的にショックを受けているんだね」 そうやって、受け止めてみてください。 不安を認めた後に、知っておいてほしいことは、「不安の度合いはコントロールできる」ということです。つまり、「不安をなくそう」と努力するよりも、「不安の度合いをコントロールする」思考に切り替えることがポイントです。 そして、不安は、変わる時期にきているというサインでもあります。あなたが新しいことを始める時期にきているということであり、ある意味でチャンスが到来しているのです。不安、大変、しんどい、つらいというときこそが、実は大きく変わるチャンスなのです。