勤務先の女子トイレで出産後に殺害 容疑のインドネシア国籍の技能実習生「産んだ後の記憶はない」と否認 鹿児島中央署
勤務先のグループホーム=鹿児島市=で、出産したばかりの女児に暴行を加え殺害したとして、鹿児島中央署は25日、殺人の疑いで、インドネシア国籍の技能実習生の女(19)=同市=を逮捕した。「赤ちゃんを産んだことは間違いないが、その後の記憶はない」と容疑を否認している。 逮捕容疑は20日午前11時半ごろ、介護職員として勤務するグループホーム2階の女子トイレの個室で出産後、女児に何らかの暴行を加え殺害した疑い。 同署によると、同11時半ごろ、トイレの個室で出血しうずくまっている女を同僚が発見し119番した。その後、建物そばの屋外のコンクリート上に倒れている女児が見つかった。母子ともに搬送され、同午後3時20分ごろ、病院側が「インドネシア人の女性がグループホームで出産した後、運ばれてきた」と110番した。 女児は発見時、目立った外傷はなかった。搬送時は意識があったが、22日に死亡した。24日の司法解剖の結果、死因は頭部外傷による脳障害と多臓器不全と判明。女の退院を待ち、25日逮捕した。女児が発見された具体的な場所については「捜査に支障がある」として明らかにしていない。
女は8月に技能実習生として来日。未婚で同居家族はいない。
南日本新聞 | 鹿児島