世界最小の釣り物「タナゴの新子」 憧れの「一円玉サイズ」目指す霞ヶ浦で “オジイ” のワザを見た!
■これからの時期は、水温が上がる9時以降がおすすめ
今回、霞ヶ浦で昔から楽しまれているタナゴの新子釣りを紹介した。タナゴというただでさえ小さな魚のしかもその幼魚が相手なので、針掛かりさせるのがとても難しくかなりの苦戦を強いられてしまった。しかしこのなかなか思い通りにいかないところがこの釣りの楽しさであり、また挑戦したいと思う原動力になるのである。 これから寒さが増してくると、ホソの水温は下がり、タナゴの活性も徐々に落ちてくる。朝一などの寒い時間帯はタナゴもなかなかエサを食べてくれないことが多くなる。しかし、日が昇り水中に光が差し始めると、水温が上がりタナゴの活性も上がってくる。もしこれからタナゴ釣りに挑戦してみたいと考えている方は、朝は少し遅めの9時頃から釣りを始められるようにするといいだろう。冷えた空気の中で熱いタナゴ釣りをぜひ楽しんでもらいたい。 【注意事項】 霞ヶ浦周辺のハス田ではこれから年末にかけてレンコンの収穫が最盛期を迎える。農作業用の軽トラックや小型重機の出入りが頻繁になるので、釣り場近くに車を停める際には農作業の邪魔にならないようくれぐれも注意しよう。もちろん釣り場でのゴミのポイ捨てなども厳禁である。霞ヶ浦・北浦では湖の堤防外にあるホソでの釣りは遊漁券が不要。ただし、桜川、常陸川、新利根川など一部の流入河川で釣りする際は遊漁券が必要になる。 水卜 ヤマト(みうら やまと) 栃木県在住。釣り歴40年以上の団塊ジュニア世代。 淡水魚が好きで、特にサケ科魚類の見た目のよさと生態に大きな興味をもっている。 フィッシング&フィッシュ魚ッチングではつねに重いカメラを持ち歩くため肩こりが絶えないのが大きな悩み。
水卜 ヤマト