「24時間テレビ47」のマラソンでゴールした、やす子（日本テレビ提供）

　日本テレビは28日、都内の同局で定例社長会見を行った。 　27日に今夏の「24時間テレビ47」の募金総額が前年の倍近くとなる15億1095万1707円だったことが発表されており、澤桂一取締役は「キャッシュレス募金が大幅に伸びた。内訳は発表してないですが、前年比約8倍に達するほどで、総額に占めるキャッシュレスの割合も半分を占めるくらいの大きな伸びでした」と明かした。 　今年はチャリティーランナーを務めた、やす子がかつて児童養護施設で過ごした経験を持つことから、テレビ画面に映る度に児童養護施設への募金ページへ飛ぶQRコードが表示される新たな試みも行った。募金先を選ぶ目的別募金なども実施しており、澤取締役は「目的別募金が非常にわかりやすかったということと、やす子さんへの共感もあった。この募金だけで約5億円が集まっています。各所の支援事業に活用させていただきます」と語った。 　児童養護施設への支援については各施設への本や図書カードの配布のほか、申し込みを募った上で、パソコンなど各施設が必要なものを届けていくという。児童養護施設向けに集まった約5億円のうち、1億円は今後複数年にわたって児童の夢を支援する活動にも充てていくという。