韓国・教育現場はいったい、どうなっている?…教師 vs 保護者が繰り広げる脅迫・告訴・告発
【11月04日 KOREA WAVE】韓国のある小学校で、教師と保護者の間で葛藤が生じ、双方が告訴・告発する事態に発展している。 この学校に通う小学生の保護者が昨年7月、担任の教師に不満を抱き、「あなたの娘が無事であることを願うなら、この手紙を最後まで読むことを勧めます」「最近、少しのカネで個人情報を手に入れ、何かをしでかすことが容易であることを学びました」という脅迫状を送った。 この手紙を受け取った教師は昨年11月、ソウル市教育庁の学校教育権保護委員会に教育活動侵害の審議を要請した。委員会は保護者の言動が教育活動侵害行為に該当すると認定し、教育庁は今年5月、この保護者を脅迫容疑などで警察に刑事告発した。警察は8月27日、保護者を送検している。 これに対し、保護者は今年7月、教師が子どもに虐待をしたとして、児童福祉法違反(情緒的児童虐待)の疑いでソウル恩平警察署に告訴した。ただ同警察署はこの事件を「却下」の意見付きで検察に送り、ソウル西部地検も先月14日、却下の決定を下した。 却下とは、被害陳述を聴取できない場合や、その陳述だけでは処罰が難しいことが明白な場合、被告訴人の陳述なしに事件を終結することを意味する。 捜査関係者によると、保護者は告訴状を提出したものの、追加の証拠提出や捜査への協力を一切しなかったとみられる。 (c)KOREA WAVE/AFPBB News
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