<井上祐貴>「虎に翼」で大河の“父”と再共演「長官はとてもカッコよかった」 目指す俳優像は?
俳優の井上祐貴さんが、伊藤沙莉さん主演のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「虎に翼」(総合、月~土曜午前8時ほか)に航一(岡田将生さん)の長男・朋一役で出演中だ。朋一は父と同じ法曹界に入り、大河ドラマで父子役で共演した松山ケンイチさん演じる桂場の下で働いた。松山さんとの共演秘話、さらに、目指す俳優像について聞いた。(前後編の後編) 【写真特集】井上祐貴 航一の息子、朋一を好演 「どうする家康」の父とも再共演も!
◇朋一にとって桂場はどんな上司?
井上さんは、昨年の大河ドラマ「どうする家康」に松山さん演じる本多正信の息子、本多正純役で出演。正純は、家康(松本潤さん)に仕える頭脳明晰な若きエリートで、正信には似ず、律儀で真っすぐな性格という設定だった。
松山さんとの1年ぶりの再共演について、「『どうする家康』の時に比べて一緒にお芝居をするシーンは少なかったのですが、最高裁長官としての松山さんはとてもカッコよかったです」と語る。
朋一の上司・桂場を演じる松山さんについて「オンとオフの切り替えがはっきりしていて、視野の広い方という印象です。何かわからないことがあったりしたら相談させていただきたいなと思う“上司”です」と表現する。
現場で松山さんとは、「一緒のシーンがほとんどなかったのであまりゆっくりは話せませんでした」というが、「2人で一緒に(NHKの朝の情報番組)『あさイチ』に出演するにあたって、どんなことを話そうかとか、料理のことについてなどお話しさせていただきました」と“料理男子”の特技を生かせたという。
朋一は子供が生まれて父親になった。子役とのシーンは1シーンだけだったというが、「息子役の矢口蒼君と撮影以外でのコミュニケーションを大切にしようと心掛けて、いろんな話をしました」とコミュニケーションをとったという。
◇好きな俳優は「小栗旬」と明言
自身の性格を「負けず嫌い」だという。2017年に「ホリプロタレントスカウトキャラバン」に他薦で応募し、審査員特別賞を受賞。翌年、ミュージカル「ピーターパン」で俳優デビューを果たした。