性的行為を強要疑惑…『ジャングルポケット』斉藤慎二「書類送検」より競馬界を激怒させた「借金報道」
『ジャングルポケット』斉藤慎二(42)に対し、JRA(日本中央競馬会)が頭を抱えている。 【写真】「事件後も...」”性加害疑惑”で渦中の『ジャンポケ』斉藤の妻 瀬戸サオリの外出姿 斉藤は今年7月、東京・新宿に停車していたロケバスの車内で、20代女性インフルエンサーに性的行為を強要した不同意性交容疑などで、10月7日に書類送検された。 斉藤は調べに 「軽率な行為で、相手方や自分の家族に迷惑をかけたことを反省している」 と供述する一方、被害女性との間には「同意はあった」としている。 「同意、不同意の有無はさておき、タレントの“職場”とも言うべきロケバス内で起きた事件。この時点で芸能界では斉藤さんを擁護する声はほとんど聞かれません。仮に不起訴になったとしても、芸能界復帰は絶望的でしょう」 とはスポーツ紙芸能担当記者。 ◆ギャンブルでの借金が数百万円から数千万円とも 所属先の吉本興業は検察の起訴・不起訴の判断を待たずして斉藤との契約解除を決定。『ジャングルポケット』は現在、太田博久とおたけのコンビで活動している。 斉藤をめぐっては、性的スキャンダルのほかに“借金報道”も飛び出した。 『週刊文春』(10月17日号)では、斉藤はもともと生粋のギャンブラーだったが、ここ数年は負けがこみ、知人に借金の申し出をしていたと報じている。その額は数百万~数千万円にのぼるとも。 これに激怒しているのが、JRAだ。 斉藤は競馬番組『ウイニング競馬』(テレビ東京系)のMCを’13年4月から務めてきた。また、馬主としても地方競馬で「オマタセシマシタ」を所有していた。 JRAが問題視したのは 「ギャンブルのために借金を重ねていた」 と大々的に伝えられたことだ。 事情を知る競馬専門紙記者はこう話す。 「ひと昔前まで競馬は中高年がのめりこむ“バクチ”として扱われてきたが、ここ数年、JRAはイメージ戦略に多額の投資を行い、近年は競馬場で子どもや女性の姿も目につくようになった。『ウマ娘』などのゲームコンテンツもその流れを後押ししている。これは以前では考えられなかったことです。ようやく競馬が女性も楽しめるエンターテインメントになってきた矢先に、斉藤さんの“借金報道”があった。しかも競馬番組のMCまでしていたことからも、JRAはカンカンだそうです」 JRAはホームページ上に『JRAのギャンブル等依存症対策』と題したページを設けており、相談先やギャンブル障害の解説、依存症のセルフチェックツールを確認できる。 また『日本中央競馬会広告・宣伝指針』というPDFファイルには、競馬を宣伝する際、 「過度に射幸心をあおる内容にならないよう留意すること」 や、払い戻しなどの換金行為、高額の払戻金で儲かることをイメージさせないなどのルールに則っていることを説明している。 ◆JRAがメインスポンサーの競馬中継番組で長く司会を 「それだけ細心の注意を払って競馬が成立しているのです。にもかかわらず、競馬番組のMCがよりによってギャンブルで多額の借金を抱えていたと伝えられたのですから、決して許されることではありません。斉藤さん本人だけではなく、管理していた吉本興業にも責任の一端はあります」(スポーツ紙競馬担当記者) 斉藤不在の『ウイニング競馬』は現在、ピン芸人のキャプテン渡辺らが代役を務めている。 競馬界では調整ルームにスマホを持ちこんだ若手ジョッキーが相次いで騎乗停止などの処分を受けている。今月上旬にはアイドル的人気を誇った藤田菜七子元騎手の昨年5月のスマホ使用における虚偽申告が問題視され、当人が引退を決めた。処分の過程にはさまざまな意見が寄せられているが、前出の競馬担当記者は 「調整ルームにスマホを持ち込めば、競馬の公平性に疑義が生じることになりかねない。藤田ジョッキーの功績は多大だが、それで情状酌量とはならない」 と語る。 競馬施行におけるJRAの厳しさやポリシーは斉藤も重々承知していたはず。前出の芸能担当記者は 「『ジャングルポケット』というトリオ名も馬名からとっている。ファンの多いダービー馬で、一連の事件でファンからは『ジャングルポケットの名前を汚すな』『改名しろ』という声も飛んでいる」 という。 競馬界においても斉藤が犯した“罪”は重い――。
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