ガザで第2回ポリオ予防接種開始、医療施設攻撃で子ども4人負傷
[カイロ 3日 ロイター] - イスラエル政府の占領地政府活動調整官組織(COGAT)は、2日にパレスチナ自治区ガザ北部で第2回ポリオ予防接種を開始し、5万8604人の子どもが予防接種を受けたと発表した。しかしガザ保健省は、ワクチン接種を実施する医療施設がイスラエル軍の攻撃を受け、子ども4人が負傷したと明らかにし、北部での接種がイスラエル軍の攻撃に妨害されていると指摘した。 世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は2日、予防接種期間中は「人道的休戦」をするというイスラエルとイスラム組織ハマスの合意があるにもかかわらず攻撃が起こったと指摘。Xへの投稿で「人道的休戦中の攻撃は、神聖なる子どもの健康保護を脅かし、親がワクチン接種を受けさせることを躊躇(ちゅうちょ)することになりかねない」とし「人道上重要な地域での戦闘の一時停止は絶対に尊重されなければならない。停戦だ!」と訴えた。 イスラエル軍は、医療施設攻撃について確認中とした。