“最後の清純派”が生ビールをゴクゴク…志田未来「下山メシ」は第2の「孤独のグルメ」となるか
テレビ東京の連ドラ初主演となる志田未来(31)の「下山メシ」(木曜24:30~25:00)がスタートした。志田自身が「台本を読んだらほぼ1人で黙々と登山して食事していて、テレ東でよく観るわたしが大好きなあの感じだ! と、テンションが上がりました」とコメントしているように、確かに“あの感じ”によく似ている。 【写真をみる】“清楚系美女”が大胆に…「志田未来」の食事シーンが豪快すぎる! ***
テレ東は放送開始にあたりこう発表した。 《「孤独のグルメ」や「晩酌の流儀」など数多くの食に関わるドラマを生み出してきたテレ東が、今回「山」と「メシ」の掛け算によるオリジナルストーリーを描き、新たな“シチュエーショングルメドラマ”として連続ドラマ化いたします》(公式ホームページより) “シチュエーショングルメドラマ”というジャンルがあったとは……。ちなみに「下山メシ」とは、低山登山を下山(げざん)した後に立ち寄る飲食店での食事のこと。11月14日放送の初回、志田は御岳山(東京・青梅市)に登った。登頂までがおよそ2分、下山までが7分、メインは食事シーンだから「孤独のグルメ」の登山版と言っていいだろう。 もっとも「孤独のグルメ」の井之頭五郎(松重豊)が下戸なのと違って、志田が演じるイラストレーターの“いただきみねこ”はまず生ビールから。何を食べようかとメニューとにらめっこしながら悩み、独りごちるのは五郎と一緒だが、あんなに多くは注文しない。彼女はあじフライ定食に単品のコロッケを追加し、一口入れた途端、黙々と食べ進んでゆく。民放プロデューサーは言う。 「ただ食べるだけですが、芝居の上手さが光ります。実においしそうです。かつては“最後の清純派”などといわれた志田ですが、子役から始まり芸歴は25年、これが彼女にとって新たなキャリアとして加わるかもしれません」 それにしても、志田が“シチュエーショングルメドラマ”の主役を張るとは意外だ。
高畑充希も主演したテレ東グルメドラマ
「そうですね。6年前に結婚しましたが、旦那さんは本当に優しい人のようで、彼女は自由奔放にやっているみたいです。所属事務所も厳しく管理することはなく、楽しそうに働いています。仕事も選びませんし、『下山メシ』もそうだったのでしょう。確かに意外なキャスティングですが、テレ東では過去に元カレを忘れるために美食を求める高畑充希が主演の『忘却のサチコ』というドラマもありましたからね。ただし、『孤独のグルメ』に代表されるグルメドラマを得意とするテレ東ですが、これまで様々な俳優が挑んできたもののシリーズ化したものはそれほど多くありません」 2012年にスタートした「孤独のグルメ」はすでにシリーズ10まで放送され、年末年始には特番が放送されるテレ東の看板ドラマとなっている。10月からはエピソードごとにゲスト主人公を迎えるオムニバス形式の“特別編”が放送中だ。来年1月には初の劇場版も公開される。 「他にシリーズ化したテレ東のグルメドラマは――、2019年放送の『きのう何食べた?』は西島秀俊と内野聖陽の同性カップルが話題になりました。第2シリーズまで放送され、映画化もされました。22年にスタートした栗山千明の『晩酌の流儀』は毎晩の晩酌に情熱を燃やす主人公の物語。毎年7月期に放送され、今年で第3シリーズを迎えました。20年に放送された濱の津隆之が主演の『絶メシロード』はローカルグルメの食べ歩きがテーマ。第2シリーズまで放送され、今年12月に特番が予定されています」 結構、シリーズ化しているのでは?