1000万円寄付でこがねとホテル三日月に紺綬褒章(千葉県)
企業版ふるさと納税で南房総市にそれぞれ1000万円を寄付した、館山市の「こがね」と木更津市の「ホテル三日月」に、紺綬褒章が授与された。石井裕市長が両社を訪問し、こがねの小金護代表取締役と、ホテル三日月の滿間信樹取締役・COOに褒状を伝達した。 紺綬褒章は、公益のために国や地方公共団体、認定公益団体に多額の私財を寄付した個人や団体に、天皇陛下から授与されるもの。 両社は、南房総市の企業版ふるさと納税に対し、令和5年9月にそれぞれ1000万円を寄付。同市ではこの寄付を介護人材養成事業に充てている。 介護人材養成事業は、企業版ふるさと納税で寄付を募り、旧嶺南中和田校舎を活用して社会福祉法人太陽会が今年4月に開校した、「安房医療福祉専門学校南房総校」の施設整備に対して支援するもので、介護人材確保と地域の活性化を図ることが目的となっている。 石井市長は「紺綬褒章は、公益のために多額の寄付をしてくださった両社の尊い行いが表彰されたもの。心から敬意を表し、お祝い申し上げます。高齢化が進む中、介護人材の養成と確保は喫緊の課題。今後も地域の皆さまと協力して、介護人材の育成、確保に取り組んでいきます」としている。